北米でスポーツカーレースを展開するIMSAは1月27日、現行のDPiに代わる2023年からのウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリーについて、その名称を『GTP』とすると発表、かつての伝統的な呼称を復活させることが明らかとなった。
現在、ウェザーテック選手権のトップカテゴリーは、DPi規定のマシンによって争われるDPiクラスとなっているが、2023年にはDPiの後継規定としてLMDh(ル・マン・デイトナ・ハイブリッド)の採用が決定している。
【2022年デイトナ24時間:全車総覧2】プロトタイプもアメリカン・テイスト満載/DPi&LMP2&LMP3クラス編
このLMDh規定の車両と、WEC世界耐久選手権/ル・マン24時間のトップカテゴリーで採用されるル・マン・ハイパーカー(LMH)車両が、2023年のIMSA開幕戦デイトナ 24時間レースから、新クラス『GTP』で北米での覇を争うことが可能となる。
GTPという呼称は、過去のIMSAプロトタイプ・コンペティションのいわゆる『黄金時代』である、1981~1993年に採用されていたものだ。このオリジナルのGTP時代は、アンチロック・ブレーキシステムやトラクション・コントロールなど新興技術開発の場となっていたほか、使用燃料量制限にも重点が置かれていた。
2023年からの新たなGTPクラスは、参加するマニュファクチャラーに関連するさまざまな技術とともに、すべてのLMDh車両に搭載されるスペック・ハイブリッド・パワートレーンに代表される燃費や持続可能性、グリーン・イニシアチブの側面などに、新たに重点を置くことになる。
またGTPという呼称は、各マニュファクチャラーの市販車と緊密に連携したデザインとスタイリングが各車で可能となる点でからみてもふさわしい。
「私自身がそうであったように、もし1980年代から90年代初頭のレースファンならば、おそらくIMSA GTPレースカー、ドライバー、チームについての、壮大な思い出を持っていることだろう」とIMSAプレジデントのジョン・ドゥーナンは述べている。
「我々はGTPコンペティションの驚くべき新時代の絶壁に立っており、以前のGTPの成功を凌駕するための本物の機会を手にしている」
「2023年にここデイトナで新しいGTPクラスが導入されることをきっかけに、IMSAファン、そして世界中の真の耐久レースファンは、そこからの数年間に期待を膨らませることができるだろう」
ドゥーナンはまたこの名称をつけたことを「バック・トゥ・ザ・フューチャー(未来への回帰)」と表現しており、「シンプルなクラス構造により、観客に受け入れられやすくなる」と説明している。
GTPクラスに参入できる車両は、WECのハイパーカー・クラスにも参戦することが可能であり、2023年以降は両シリーズにおいて、多くのマニュファクチャラーのスポーツカーが参入することが予想されている。
IMSAは27日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された記者会見にて、この新呼称の発表とともに新たなGTPロゴも披露した。2023シーズンからすべてのGTP車両に掲示されるこのロゴは、以前のIMSA GTPロゴを現代化したものだ。
5つのマニュファクチャラーが、来シーズンからの新たなLMDhプロトタイプでのGTPクラス参戦をすでに明らかにしている。また、LMDhとLMHレースカーを持つ新たな参入マニュファクチャラーも噂にあがっている。
ポルシェは最近、LMDh車両を公開した最初のマニュファクチャラーとなったが、他のメーカーの車両も2022年を通じてロールアウトがなされる予定だ。
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