富士スピードウェイで行なわれているスーパーGT公式テストは初日が終了。2日目はドライコンディションで行なわれることが期待されているが、初日はあいにくの雨となった。雨の中行なわれた模擬予選では、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTがGT500クラスのトップに。岡山、富士と続く公式テストで、今季からシビック・タイプR-GTを投入するホンダ勢がセッショントップに立ったのはこれが初めてだった。
16号車のドライバーで、昨年はホンダ陣営最上位のランキング4位となった大津弘樹も、オフシーズンのプライベートテストを含めてもホンダ陣営がトップタイムになったのは初めてかもしれないと語る。「ひとつのモチベーションにはなったかな」と笑顔を見せる大津だが、やはりシビック勢がトヨタのGRスープラ、日産のZに対してやや後れをとっているという感触があるという。
■ホンダ育成“筆頭”の小出峻、GT500マシンを初ドライブ「車両自体は乗りやすく雨でも不安感なし。でもディティールの部分が難しい」
「ドライだと、少し他社に対して後れをとっているような感触は、ここ数回のテストで感じています」
そう語る大津。「チームも対策してくれていますし、僕たちのポテンシャルは上がっているので、差は縮まっているというのも感じています。今回(ウエットコンディションで)試して良かった要素はドライで反映できると思っているので、明日はもっと良いアイテムを試していきたいです」と前を向いた。
対してウエットコンディションでの走行に関しては、ライバルの出方が分からないため今回の順位が自分たちの立ち位置を反映しているとは考えていないとしつつも、フィーリング自体は悪くなかったとのこと。ブリヂストンは昨年テストで投入して本戦では採用しなかったトレッドパターンに似たウエットタイヤを持ち込んでいるが、「今日みたいに雨量が多くもなく、乾いていくコンディションにはマッチしていて、ロングランしていく中でも安定して速く走れるタイヤかと思っています」とのフィードバックだった。
テスト2日目となる24日は、各車にとってドライコンディションでの確認を行なう貴重な機会となるだろう。メーカー主催のプライベートテスト含め、今年のオフシーズンは雨が多かったというからなおさらだ。ARTAは公式テストではまだ本格的なロングランをしていないが、大津曰くメーカーテストではロングランを確認しており、その時から「一貫性」を課題に取り組んでいるという。
「(ロングランは)他のテストではやってはいますが、課題はまだまだあって、他社の方が速かったりする印象はあります」
「使っているタイヤやコンディション次第でタイム差は変動するものですが、僕たちが良い時もあれば、悪すぎて『なんでこんなに悪いんだ』という時もあるので、一貫性は高めないといけないなと思っています。そこが僕たちの課題かなと思います」
今季は相方にGT500ルーキーの佐藤蓮を迎え、自身はAドライバーに。責任感も大きくなっているという大津だが、岡山での開幕戦に向けては高望みし過ぎずに挑みたいと語った。
「蓮選手もGT500クラスで(GT300車両を)追い抜きながら走るという経験もないので、しっかり戦い方を学んでポイントを獲っていくことを目指していきたいです。開幕戦に関しては目標は高く持たずに行こうと思います」
シビックのデビューレースに向け、ホンダ陣営の関係者からはやや控えめなコメントが多く聞かれる印象だが、残された時間で彼らがどこまでポテンシャルを上げていくかにも注目だ。
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