またも予選Q1敗退……レッドブルのローソンに必要なのは”時間”？「言い訳にできないけど、自信を持てない」

レッドブルのリアム・ローソンはF1中国GPの予選を20番手で終え、「自信を積み上げるための時間が足りない」と語った。

ローソンにとって、第2戦中国GPは開幕戦オーストラリアGPと同様、厳しい週末となっている。スプリント予選を20番手で終え、F1スプリントは14位フィニッシュ。決勝レースのスターティンググリッドを決める予選でも、20番手とまたしても予選Q1敗退に終わったのだ。

タイムを見ると、スプリント予選と比べて0.6秒弱速くなっているものの、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンとの比較では、差がほとんど縮まっておらず、0.750秒差だった。

早々に予選を終えたローソンはSky Sports F1のインタビューに応じ、次のように語った。

「率直に言って本当に厳しいよ。（マシンのパフォーマンスを発揮する）ウインドウが本当に小さいんだと思う。でも正直、それは言い訳にならない」

「なんとかしなければいけない。混沌としたセッションだったし、トラフィックなんかに対処していなければOKだったかもしれない。でも正直そういうところに問題を抱えているのは十分ではないということだ。それが僕たちがノックアウトされている理由だ。最初のラップから十分な速さがあるべきなんだ」

「そうあるべきなんだ。問題はないはずだから、僕はただそれを乗り越える必要があるんだ」

調子を上げるために何が必要かと聞かれ、ローソンはこう答えた。

「時間だと思う。でも残念ながら、僕には時間がないんだ。それが理由のひとつだ。F1マシンをドライブするには、自分のやっていることに100％の自信が必要だ」

「自信がないわけじゃないんだけど、ウインドウが小さすぎて、今はそれを逃しているように思えるんだ。それをどうにかしたい」

「他にどう表現していいかわからないけど、十分じゃないんだ」

ローソンを追い詰めているのが、レーシングブルズの角田裕毅の存在だ。ローソンとレッドブル昇格を争い、結果的に選ばれなかった角田だが、今季は好調なスタートを切っている。

角田は開幕戦オーストラリアGPで予選5番手と、印象的な速さを見せた。決勝では戦略ミスもあり12位ノーポイントだったが、クラッシュしてリタイアとなったローソンの方が厳しい結果だった。

中国GPのスプリントレースでは6位に入り、角田が3ポイントを獲得した一方、ローソンはアイザック・ハジャー（レーシングブルズ）の後ろ、14位でスプリントを終えた。そのハジャーが7番手、角田も9番手となった予選Q3をピットで見ているしかなかったローソンにとって、必要なのはレッドブルのマシンに慣れること。だがこうした結果が続けば、ローソンに残された時間が減り始める可能性も否定できないだろう。

Comments

[K]

言い訳するな

[mhc********]

ある程度時間がかかるのはわかりますが、現状の結果が悪すぎて、慣れたとしてもトップチームのレベルにはならないように思うのですが。。。