日本のミドルクラスSUVの中で、ベストセラーの座を占めているエクストレイルが6月にビッグマイナーチェンジを受け、新たに「プロパイロット」を装備して登場した。プロパイロットは日産の国内市場の基幹車種であるセレナに初めて採用されたが、第2弾も日本で販売台数の多いエクストレイルが選ばれている。
もっともエクストレイルは、日本市場だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、中国などグローバルで日産を支える重要な車種だ。日本では、ミドルクラス(Cプラス)SUVと位置づけられ、フォレスター、CX-5がライバルとなるが、販売台数でエクストレイルがトップで、2016年のこのクラスのシェアは36.5%と高い。このことからも分かるように、エクストレイルはミドルサイズのSUVではど真ん中を狙ったクルマといえる。
そして今回のビッグマイナーチェンジでは、ドライバー支援システムのプロパイロットを20X、20Xハイブリッドにメーカーオプションで設定し、内外装のインテリアの質感を高め、さらに商品力を向上させたといえる。なおプロパイロットのオプション価格は、後側方車両検知機能、オートハイビーム機能とセットで14万400円となっている。
■プロパイロットが稼働しないケースは?
試乗したの20Xハイブリッド、20Xの2車種で、もちろんいずれもプロパイロットを装備していた。しかし、試乗した日はまれに見る豪雨に見舞われ、単眼カメラ式のプロパイロットも機能を発揮することが難しい状態だった。
ワイパーをフルに動かすような集中豪雨の天候で高速道路上では、周囲のクルマが巻き起こす水煙が多いといった状態ではミリ波レーダー式でも作動条件としてはかなり厳しいはずだ。単眼式カメラを採用しているプロパイロットは、カメラで車線、前方のターゲット車を検知しているので、カメラでの検知が厳しい条件では安全を確保するために、システムは作動しないようになっている。
雨天では、間欠ワイパーが作動するような小雨の状態ならシステムは作動するが、ワイパーが連続作動する状態ではプロパイロットはシステムを起動できないのだ。
そんなわけで高速道路でのトンネル内でACCの加減速制御は短時間使用できたが、ステアリングアシストはまったく使用できなかった。
なお、緊急時の自動ブレーキ機能は従来通りで、80km/h以下、歩行者に対しては60km/h以下で作動するという条件は変更されない。
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