●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
レクサス初のコンパクトSUVか!? 新型「LBX」を2023年6月5日に世界初披露
ダイハツ
アトレー
価格:156万2000~206万8000円
・最新購入情報
車両本体目標値引き額:15万円
納期の目安:3~4か月
リセール予想:C+
【プロフィール】2名乗車+荷物の移動に適した最新トランスポーター
2021年12月に約17年ぶりにフルモデルチェンジが実施されたダイハツ・アトレー。先代のアトレーは5ナンバーの乗用モデルとしてワゴンのみが販売(商用モデルはハイゼットカーゴとして販売)されていたが、現行モデルは原点ともいうべき商用車路線に回帰。全モデル4ナンバー車として販売されることになった。
同じようなスーパーハイトボディを持ちながら、タントは4名の人を快適に運ぶことに特化した乗用ワゴンであるに対して、アトレーは2名乗車を基本に荷物の積載性を重視したトランスポーターという位置づけ。エンジンをフロント席の下に配置するキャブオーバー構造を採用することで、キャビン/荷室スペースをより効率的に稼いでいる。さらにモデル展開もBOX形状のカーゴバンのほか、後端にショートデッキ(荷台)を設けたデッキバンを設定するなど、趣味のクルマとしても使いたおせる多様性を持つモデルに仕立てられている。
グレード展開はカーゴバンが「X」(156万2000円~)と「RS」(167万2000円~)の2タイプ、デッキバンが「アトレーデッキバン」(191万4000円~)の1タイプ、合計3つのグレードが用意されている。
4ナンバーモデルでありながら、キャビン内装は商用バンのレベルを超える内容で、上級グレード「RS」ともなると、タントとも遜色ない出来栄えともいっていいほど。
パワートレーンも、フリート需要がメインのハイゼットはNAエンジン車が中心だが、アトレーで選べるのはターボエンジン車のみ。軽の商用モデルとしてはかなり強気な価格設定だが、それに見合うだけの魅力がある。
【アトレー RS】
【アトレーデッキバン】
【試乗インプレ】ターボ採用で高速走行の余裕もアップ。アシクルマとして十分な実力を持つ
荷物を載せることを前提に設計されていることもあって、空荷の時は少し跳ねるような感覚を覚えるが、商用車の中では乗り心地は最上レベル。新開発のFR用CVTを採用したことで低中速域での扱いやすさが向上するなど、先代に比べると乗りやすさが高まっている。さらにアトレーはターボエンジン(64PS/9.3kg・m)の搭載により高速域での余力感も向上しており、高速走行時の速度変化も自然で合流も苦にしない。
運転支援機能が充実していることも特徴。「RS」と「アトレーデッキバン」には全車速型ACCとLKAも装着している。ツーリングが得意とまではいえないが、ある程度のロングドライブにもしっかり対応する。パーソナルユースでも活躍できるモデルだ。
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