エントリーからモンスターまで！ メルセデスから「CLA180」と「AMG CLA 35 4MATIC」が登場

　AMGにはサーキット走行のデータを記録する機能を搭載！

　メルセデス・ベンツ日本は「CLA」と「CLAシューティングブレイク」にエントリーモデルの「CLA180」と、ハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC」を設定し、2020年2月27日より発売を開始した。

　CLA180には最高出力136馬力、最大トルク200Nmを発生する1.33リッターの「M282」エンジンを搭載。シリンダーヘッドが三角柱を寝かせた形状となっている「デルタ形シリンダーヘッド」を採用し、軽量化、省スペースに寄与する。7速のデュアルクラッチトランスミッション「7G-DCT」を組み合わせ、ダイレクトな変速や振動を抑える優れたセッティングとした。

　価格はCLA180が446万円、CLA180シューティングブレークが457万円（税込）。

　AMG CLA 35 4MATICには最高出力306馬力、最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジン「M260」を搭載。ツインスクロールチャージャーや可変バルブリフトシステム「カムトロニック」を採用し、低回転域での力強く、かつ自然なレスポンスや、中高回転域での伸びやかな加速感を実現する。

　組み合わせられるAMGスピードシフトDCT7速デュアルクラッチトランスミッションが、全速度域での自然な加速性能や素早いシフトチェンジに寄与し、俊敏でダイナミックな気持ちの良い走りを可能としている。

　ブレーキについてはフロントには新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク、リヤには1ピストンフローディングキャリパーと330mmディスクを採用。ディスクはドリルドベンチレーテッドタイプで、過酷な使用条件でのフェード現象を予防する。

　またコンフォート／スポーツ／スポーツプラス／スリッパリー／インディビジュアルの5つのドライビングモードを用意。各ドライブモードではエンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能なほか、各ドライブモードで自動選択される「ベーシック」、「アドバンスト」の2つの「AMG DYNAMICS」モードが、ESPの制御を変化させる。

　さらに四輪駆動システム「4MATIC」を採用。トルクの前後配分を必要に応じて連続可変制御し、トルク配分比は前後100:0から0:100mまでの範囲で変化する。

　デザインからも鋭い走りを予感させる。フロントにはAMG特有のツインブレードを備えたグリルを採用するほか、リヤには大型のディフューザーやクローム仕上げで円形のデュアルエグゾーストエンドを採用。

　インテリアもスポーティなデザインとし、フロントシートは標準ではヘッドレストとバックレスト一体化したセミバケットタイプ、AMGパッケージを選択するとサイドサポートの高い「AMGパフォーマンスシート」が装備される。

　走りに特化したモデルならではの「AMGトラックペース」も採用。サーキット走行時の車速や加速度などの車両データをなんと80件以上記録することができる。ラップライムや区間タイムの表示、基準タイムからの差を表示する機能も備え、データをもとに運転のスキルを向上が可能だ。

　価格はメルセデス AMG CLA 35 4MATICが685万円、メルセデス AMG CLA 35 4MATICが695万円（税込）。