■トヨタの社長が愛した蟹カレーとは
タイの名物料理といえば色々なモノが挙げられますが、なかでも蟹のカレー「プーパッポンカリー」を思い浮かべる人がいるかもしれません。
最近ではトヨタの豊田章男社長がプーパッポンカリーについて語ったことでも話題となりましたが、どのような特徴がある食べ物なのでしょうか。
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2022年12月14日にタイ・バンコクでおこなわれた「タイトヨタ60周年式典」には、来賓としてスパッタナポン・パンミーチャオ・タイ王国副首相兼エネルギー大臣をはじめ、政府関係者、サプライヤー、ディーラー、タイ日本大使館関係者などが約1500名が出席しました。
その式典にて、トヨタの豊田章男社長はタイへの感謝と更なる貢献に向けた決意を表明するなかで、こんな発言をしています。
「私にとって、タイは『第二の故郷』です。
仕事のために日本にいる必要がないなら、タイに住みたいと思っているほどです。
タイに住んだ暁には、ソンブーン・シーフードのすぐ隣に住んで、毎日プーパッポンカリー(蟹カレー)を食べに行くでしょう!」
この発言を受けて会場にいた現地の人々は大盛り上がり。式典に参加していた筆者(くるまのニュース編集部)はなんのことか分からなかったのですが、後にタイでは知らない人がいないほど有名な名物料理だということが判明しました。
そこでプーパッポンカリーについて調べると、牛丼チェーンの松屋で2022年5月下旬に松屋風の「プーパッポンカレー」が発売されていたといいます(現在は販売終了)。
松屋によれば、「旨味あふれる蟹とふわふわの卵を、味わい深いココナッツミルクと干しエビが効いたチリインオイルで包み、ピリ辛のソースの中にほのかな甘みを感じられる逸品です。海外のエッセンスを加え、一口頬張ればタイ気分」という説明文がありました。
またタイ王国の蟹と卵のカレーを日本のお米に合うように松屋流にアレンジした新メニューだといい、本場タイのものとは少し違うようです。
ここまで調べれば食べてみたいと思うものですが、豊田章男社長がいっていたソンブーン・シーフードとはどんな店舗なのでしょうか。
ソンブーン・シーフードのホームページには以下のような記載があります。
「ソンブーン・シーフードは独自の味覚を提供するシーフード専門店。
1969年に営業を開始しました。タイ料理と中華料理の特徴をともに活かし、とくに看板メニューのプーパッポンカリーは各国のメディアから世界一のプーパッポンカリーと称賛されています。
海外のお客様がタイにお越しになられた際には必ず立ち寄る行き先にも選ばれ、国内外の政治家や各界の重鎮をもてなしてきました」
ソンブーン・シーフードで提供されるプーパッポンカリーは、特大の肉厚な大きいハサミを持ったカニを濃厚ポンカリーソース、小葱、トウガラシと絡めて炒めたものをジャスミンライスにかけて食すというスタイルです。
なお、公式ホームページでは蟹が丸ごと入ったデザインが印象的でした。
■本場タイでソンブーン・シーフードでプーパッポンカリーを食べてみた!
そうしたなか、筆者は運良くソンブーン・シーフードでプーパッポンカリーを食べることに。
来店し着席し、料理を待っていると登場したのが黄色味がかったプーパッポンカリーです。
今回は蟹が丸ごと入ったものではないタイプが運ばれてきました。
現地の人によればインスタ映えする殻ありと食べやすい殻なしがあるようです。
そして一口、「これは…カレー?」という印象があり、インドカレーや日本カレーとは違う風味を覚えました。
しかし、美味しいことには変わりなく、何度も口に運びます。
後々、現地の人から聞いた話だと今回のプーパッポンカリーは「少し日本人の好みに合わせた味付けではないか」と話していました。
※ ※ ※
プーパッポンカリーは、無印良品やカルディなどでもレトルトで販売されているため、比較的日本でも食しやすい食べ物です。
日本はクリスマスにチキンを食べ、お正月におせちやお雑煮を食べますが、少し箸休めとして食べてみるのもいいかもしれません。
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情け無いね。