毎年、全日本ロードレースをまわり、シャッターを切り続けるカメラマン「Nob.I」がお届けする『カメラマンから見た全日本ロード』。今回は10月26~27日に開催された第8戦鈴鹿です。
* * * * * * *
【ブログ】アルパインスターズに突撃取材! その対象は解禁になった「アレ」/カメラマンから見た2024MotoGP日本GP
当ブログをご愛読の皆様、朝晩寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
3月に開幕した全日本ロードは、この鈴鹿ラウンドでフィナーレを迎えました。
各クラスのチャンピオン記事は編集部で取り上げていますので、筆者が選んだ『2024年シーズンそれぞれの物語』を取り上げます。
TOHO Racingは2024年をもって全日本ロードへの参戦終了を発表しています。
2016年JSB1000における山口辰也選手の勝利が印象深く、また過去には当ブログに協力してもらったことがあるので、心の中で応援しているチームでした。
非常に残念ではありますが、お疲れさまでした。(https://www.as-web.jp/bike/940812)
JSB1000に参戦していた津田拓也選手(AutoRace Ube Racing Team)は、全日本ロードへのフル参戦終了。今後はスポット参戦に期待です。
続いて、岩戸亮介選手(Kawasaki Plaza Racing Team)。
当ブログにも何度か登場しています。
ST1000はホンダCBR1000RR-Rの一強となっていましたが、カワサキZX-10Rでランキング2位を獲得。
孤軍奮闘で頑張りました!
J-GP3に参戦していた徳留真紀選手(MARUMAE MTR)もフル参戦終了。
徳留選手の世界挑戦の軌跡について、リアルタイムでは知りませんでしたが、53歳でも上位を走るその気力に脱帽です。
個人的には『侍』のような印象を持っていました。
また、会えるでしょうか?
J-GP3チャンピオンとなった、2016年シーズンの写真を引っ張り出してきました。
JP250とJ-GP3でダブルエントリーしていた飯高新悟選手(KIJIMA KISS RACING TEAM と KIJIMA KISS RACING CLUB)。
土曜日はJP250予選の後、間髪入れずにJ-GP3予選が始まり、そして夕方にはJP250決勝を走り、翌日曜日にはJ-GP3の決勝という怒涛のスケジュールでした。
さぞ大変だったでしょう。
このハードスケジュールを消化できる若さが羨ましいです。
同じカラーリングですが、良く見るとフォルムが異なります。
全選手の背景を知っているわけではなく、また文字数の関係もありますので、取り上げられる選手やチームはほんのわずかですが、皆さんそれぞれの思いで今シーズンを走り、各々のドラマがあるはずです。
全日本ロード関係者の全員に感謝するとともに、この場を借りて御礼申し上げます。
さて、この鈴鹿ラウンド、この話題なくして「カメラマンから見た全日本ロード」は終われないでしょう。
全日本ロードレースの最高峰JSB1000は、岡本裕生選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)のチャンピオン獲得で幕を閉じました!
JSB1000戴冠を祝し、撮りためてきた岡本祐生選手の軌跡の一部を紹介します。
2015年は地方選手権に参戦していました。
全日本ロードレースもてぎラウンドJ-GP2上和田拓海選手(当時Webikeチームノリックヤマハ、現オートレーサー)のグリッドにて。
2016年全日本ロードレースJ-GP2参戦。
この時のメカニックは何と、先のブログ(https://www.as-web.jp/blog/1130008)で登場した高山康宏さん。
2017年はST600へスイッチし、SUGOラウンドで初優勝。
このシーズンは鈴鹿ラウンドでも勝利して2勝。
続いての写真は、2018年筑波ラウンドにて。
この日は、上和田拓海選手の引退レース(後、オートレース選手養成所へ入所)でした。
これ、今見返すとすごい写真じゃない???
左から紹介。
中原美海選手(MFJCUP JP250、ARRC TVS ONE MAKE CHAMPIONSHIP参戦)
阿部恵斗選手(2023・2024年ST600チャンピオン)
ケミン・クボ選手(Moto2 & ARRC ASB1000参戦)
上和田拓海選手(現、オートレーサー)
野左根航汰選手(2015年J-GP2、2020年JSB1000チャンピオン、WSBK & Moto2参戦)
岡本裕生選手(2018・2020年ST600、2024年JSB1000チャンピオン)
阿部光雄監督(元オートレーサー)
このシーズンはST600チャンピオン獲得。
2019年はST600に継続参戦し、ゼッケン1を付けて臨むも、転倒があってランキング3位で終えました。
2020年は2度目のST600チャンピオン獲得。
マスク着用がこの年の世相を表していますね。
2021年はST1000へスイッチ
余談ですが、この年はツナギ、ヘルメット、マシンカラーリングが数パターンあって、カメラマン的にはかなり困っていました。
2022年からはJSB1000に参戦。
何度か特集しているので、改めてご覧いただければ幸いです。
【ブログ】恒例の全車撮りと若手の躍進! カメラマンからみた全日本ロード2022/第1戦もてぎ(https://www.as-web.jp/bike/806430)
【特集】止めた! 絶対王者の連勝……その名は岡本裕生! カメラマンから見た全日本ロード第3戦SUGO(https://www.as-web.jp/bike/945869)
そして2024年、ついにJSB1000のチャンピオンに。
いかがでしたでしょうか?
執筆にあたっては毎年悩んでいますが、今まで以上に唸りながら取り組んだシーズンとなりました。
突撃取材やアイテムの比較をしたり、写真以外でも工夫してみましたが楽しめましたでしょうか?
「取材を受ける」というのは、めんどうであんまり良い印象を抱かれていない、と思っていましたが、いざ実行してみると皆さんとても親切で、くだらない質問にも付き合ってもらえ、個人的にはかなり意外でした。
進めていくうちに「こういう取材をしてみたい」というアイデアも浮かんだりしましたが、それはそれでハードルが高く、宿題として次回(あるのか?)に持ち越しです。
また、何度か書いておりますが、ひとりの選手がJSB1000のチャンピオンになるまでを追い続けることができたことは、非常に感慨深いものがあります。
表彰式で自然と涙がこぼれてしまったのは内緒です。
先日WSSPの参戦が発表されましたが(https://www.as-web.jp/bike/1149018)、岡本裕生選手のさらなる飛躍を祈っています。
私はまだミニレースの取材が残っておりますが、無事2024年シーズンを完遂できました。
また皆さんとまたお会いできる日を楽しみにしております!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?