ジャガー・ランドローバーは9月8日、ロンドンで開催されたイベントでミドルサイズセダン「ジャガー XE」の最上位モデル「ジャガー XE S」を世界初公開した。
既存の「XF」、「XJ」に続いてジャガー・サルーンの仲間入りを果たした「XE」シリーズは、エントリーモデルに位置づけられ、フルラインナップは10月2日に開幕するパリ・モーターショーで発表される。
エクステリアデザインは、キャビンを後方寄りに配し、まるでクーペのようなプロポーションにまとめられているのが特徴。全長、全幅、全高が4672×1850×1416mmで、2835mmのロングホイールベースが与えられたボディには、ジャガー最新のモジュラー車体構造が採用されている。その75%以上にアルミニウムが使用されており、最新のエンジニアリング技術によって高い強度と軽量化を両立。先進のシャシーテクノロジーとあわせて、スポーティな後輪駆動セダンならではの俊敏なハンドリング、正確で素早いステアリングレスポンスを実現している。
さらに、快適でゆとりある室内にも、先進のテクノロジーが盛り込まれた。新開発のInControlインフォテインメントシステムは、ボイスコントロールに対応した8インチ・タッチスクリーンを採用。タッチスクリーンを介してスマートフォンにアクセスし、電話会議、駐車スペースの検索、ホテルの予約といったことまでが行える「Jaguar InControlアプリ」を備える。そのほかにも、スマートフォンによって車外の離れた場所から、ドアのロックや解除、エンジンスタートなど操作が行える「Jaguar InControlリモート」など、最先端ドライバーアシストシステムが装備される。
ジャガーXEは、安全装備においても最先端をゆく。ブレーキ・システムとパワートレインを制御し、滑りやすい状況でも横滑りを防止する「オール・サーフェス・プログレス・コントロール(ASPC)」を世界で初めて搭載したほか、ドライバーが各種情報を把握しやすいレーザー式ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)を装備。このほか、トラフィック・サイン・レコグニション(交通標識認識)やレーン・デパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)といったアクティブセーフティ機能も盛り込まれた。
エンジンは、4気筒または6気筒のガソリンもしくはディーゼルエンジンと、今回お披露目された「XE S」に搭載される3.0L V6 スーパーチャージド・ユニット(最高出力340PS、最大トルク450Nm)を用意。中でも注目なのは、将来に向けたジャガーの低CO2パワートレイン戦略の礎石として開発された「INGENIUM(インジニウム)」と呼ばれる、2.0L 直4 ディーゼルエンジンだろう。新開発のINGENIUMエンジン・テクノロジーを採用することで、Euro6規制に適合し、CO2排出量99g/kmを達成している。
なお、「XE」シリーズのイギリスでの販売価格は27000ポンド(約461万円)からとなる。
※2014年9月9日換算レート:1ポンド 171円
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