9月1日、スペインのモーターランド・アラゴンで開催された2024年MotoGP第12戦アラゴンGP MotoGPクラスの決勝レースで、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)とアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が接触転倒を喫してふたりともにリタイアした。レース後、両者はMotoGP.comのインタビューでクラッシュについて意見を述べた。
このアクシデントは18周目(残り6周)に起きた。12コーナーでアレックス・マルケスがワイドになり、バニャイアがインを刺してオーバーテイクを仕掛けたが、ラインが交錯して13コーナーでふたりともに転倒を喫して、リタイアした。
バニャイアとA.マルケスの接触転倒はペナルティなし。「低グリップで回避できなかった」とFIM/第12戦アラゴンGP
ふたりに怪我がなかったことが不幸中の幸いだが、レース後には両ライダーへこのクラッシュについて聞き取りが行われ、FIM MotoGPスチュワードはペナルティを与えない判断を下した。バニャイアとアレックス・マルケスがクラッシュについて語った意見は以下の通りだ。
■フランセスコ・バニャイア
「今週末は全体的に忘れたい。ここ数年で最悪の週末のひとつだから。何が起こったかは明らかだ。(マルケスが)ワイドになり、僕はもっと速いスピードで前に出ていて、あのコーナーではラインを閉じることなく進入した。なぜなら、彼がそこにいることを知っていたから。僕のスピードは何の問題もなく彼を追い抜くのに十分だった。そして、コーナーに入ったとたん、彼のエンジン音が聞こえた」
「彼はスロットルを開けていたので、接触(する位置)に到達しようとしていた。また、彼のデータを見たかったけど、彼はクラッシュするまで、スロットルを60%~40%開けたままだった。これはライダーとしては非常に奇妙だと思う。僕の意見では、彼がそれをやったことはあり得ない。方向転換する前に、すでに彼の前にいたので、よくない」
■アレックス・マルケス
「今週末の終わり方が悲しい。スプリントはかなり強かったし、決勝もベストのレースをしようと、ミスをしながらも安定しようとしていた。トラックがとても滑りやすかったから、みんなと同じように小さなミスをした」
「12コーナーで少し外れてしまったけど、戻ってきたとき本当にコースアウトしたわけではなく、コース上にいた。13コーナーに入っただけだが、彼が来るとは思っていなかった。彼が見えなかった。それで一緒にクラッシュした」
「つまり何もできなかった。彼が見えなかったし、誰かが来ているのも見えなかった。彼はイン側にかけてラインをかなり狭めていた。それで終わった」
「レースでは起こり得ることだと私は思う。アウト側から来たら、少なくとも次のラインまでラインを閉じることはできない。イン側のライダーのために1メートルは空けるべきだ。これは僕たちが何度も目にしてきたコーナリングであり、今日起こったことは何も変わらないので悲しい」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
コーナー先を見ながら、地面スレスレで身体を落としてる時に右側から被せて来たマシンを確認出来るのは、当たってからじゃないかな?
接触後、スローを見るとアレックスがブレーキを掛けてないのが見えたのは、何とか回避しようとしてたと思いますが、完全にマシン同士が引っ掛かってて、下敷きのペッコが怖かったですが何もなく良かったですよ。