ウイリアムズは、来季のドライバーラインアップにFIA F2に参戦中のニコラス・ラティフィの起用を検討しているようだ。彼は今季からウイリアムズのリザーブドライバーとして契約を結んでおり、金曜フリー走行でも既に3回F1マシンを走らせている。
ラティフィは今季のF2で既に4回優勝しており、ランキングでも2位と上位に位置している。またこのままシーズンを終えれば、スーパーライセンス発行に必要な40ポイントも満たせる見込みだ。
彼は2018年にもフォースインディアでテスト兼リザーブドライバーを務めていた。前述の金曜日の走行と合わせて、2020年のF1デビューに向けた準備を着々と進めており、「それ(F1昇格)が僕の目指しているところだ」とも彼は語っている。
チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、現在のレギュラードライバーであるロバート・クビサとは2020年に向けた話し合いを行っていると語った。
「我々は2020年のシートについて考えを巡らせていますし、そこには僅かながら候補者がいます」
「今年、ロバートは彼にとって簡単なことではないにもかかわらず、良い仕事をしてくれています。マシンは彼が望んでいるようなモノでも、誰かが望んでいるような良いモノでもありませんでしたので、彼がどれほどの事ができるのかを示す良い叩き台ではなかったでしょう」
「今のところ検討中ではありますが、決定を急ぐつもりはありません」
「我々は来シーズンに向けて適切な決定を下す必要があるのです」
ウイリアムズは来年がF1参戦2年目になるジョージ・ラッセルの隣に“まったくの新人”を配置する可能性を排除せず、オープンにしている。しかしそれでも、テストや金曜日の走行経験の無いドライバーを選択する可能性は乏しいだろう。
ラティフィは現在ランキング首位のニック・デ・フリーズから30ポイントの差をつけられているが、同時に3番手のセルジオ・セッテ・カマラには25ポイント差を築いている。
「獲る必要のある(スーパーライセンス)ポイントのためには、僕はランキング5位以上が条件になる」
「だけど5位でフィニッシュして、スーパーライセンスポイントの条件を満たしたとしても、来年のF1にいるとは限らない。それが現実的な話だ」
ラティフィは続ける。
「それは単にライセンスを持っているからといって、自分がF1のグリッドにつけるだとか、チームが来てほしいと望むことを意味している訳じゃないんだ」
「だから僕はまだチャンピオンシップを獲るために戦っている。それが僕に最善のチャンスをもたらしてくれると分かっているんだ」
ラティフィはスーパーライセンスの取得は最低条件だと語り、自分の能力を示すには、それ(スーパーライセンスの取得)以上のことを行う必要があると語った。
クレア副代表はこうしたラティフィの姿勢に良い印象を抱いているようだ。
「それがニコラスの良いところです。彼はそういった意味ではジョージにとても良く似ています。彼はとても若いにもかかわらず、高いレベルで成熟しているんです」とクレア副代表は語った。
「彼はF2の戦いに集中していて、ただライセンスポイントを手にするためだけではなく、彼がF1のシートに値することを示そうと、自身に可能な最高の仕事を確実にしようとしています」
「ニコラスがFP1に参加したり、ファクトリーでのシミュレータ作業やエンジニアとの会話など、そういった仕事の全てに非常に感銘を受けました。彼はウイリアムズの素晴らしい仲間ですよ」
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