《2024年春デビュー有力》ランドクルーザー250先取りチェック

車種別・最新情報 [2024.01.16 UP]


《2024年春デビュー有力》ランドクルーザー250先取りチェック
モーターショーの開催翌年が新車の当たり年となるのは恒例。名称も新たに４年ぶりに開催されたジャパンモビリティショーの前後にも、2024年の発売が期待される注目の新型車が相次いで発表されている。気になるモデルをしっかりチェックして、商談に備えよう。

●文:横田 晃


TOYOTA ランドクルーザー250
ベストセラー必至のプラド後継車は春に見参
　150系ランドクルーザープラドの事実上の後継車として、2023年8月にワールドプレミアされたランドクルーザー250の成功は、ほぼ約束されている。
　世界のベストセラー街道を驀進中の300系ランドクルーザー譲りのメカニズムを備え、悪路走破性や実用性をさらに高めた質実剛健な万能車という分かりやすい個性は、それだけで分厚いウェイティングリストを想像させるに十分な説得力を持っている。
　300系よりも直線基調のデザインは、狭い悪路での見切りを重視した結果。横基調のインパネや、窓から顔を出しやすい低いサイドウインドウシルも、極限状況での車体の傾きや障害物との距離を掴みやすくするための必然だ。
　走破性が命に関わる過酷な環境で鍛え抜かれたそうしたストーリーは、絶対の信頼を乗り手に与えるとともに、都市住人にとっては語る喜びを満たすブランドアイコンともなることだろう。
　北米や中国市場向けには2.4ℓターボ+モーターのハイブリッドも用意されるが、日本仕様は4気筒の2.8ℓディーゼルターボと2.7ℓのガソリン。ATはディーゼルが8速、ガソリンは6速となる予定だ。


メカニズムは先に出た300系に近いが、直線基調のデザインは300系より引き締まった印象。ボディサイズもわずかながら小さい。狭い極悪路を走破するときに正確なハンドリングができるよう、前後左右の見切りの良さを追求した結果だ。

高めの着座位置でボンネットの見晴らしがいいのも、横基調のインパネで車体の傾きが掴みやすいのも、過酷なオフロード走行が日常の環境を生き抜くための必然。地球上のどこでも安心して命を任せられるために、考え抜かれた機能美が宿る。

トランスファーや走行モード切替などのスイッチは、フロアコンソールに集約。直感的に操作できるよう配置は機能ごとにまとめ、手袋をしていても正確に押せる操作性も追求。

2列シート仕様なら、定員乗車でも荷室は広大。2列目を倒せば、トラック並みの積載性能も得られる。事実未開の奥地では、このクルマにはトランスポーターとしての能力も求められるのだ。

3列シート車の定員乗車時の荷室は広いとは言えないが、多人数乗車もまた、このクルマに求められる大切な機能。世界には、ランクルが唯一の公共交通機関になる土地もある。

Comments

[た]

なぜ300と70を満足に作れないのに次を出すのか

[oga********]

どうせ客寄せパンダ車で購入できる方は当初から決まってる。トヨタ、販社が客を選ぶ車両。最近流行りの煽りカーで嫌気がさしてきた。1年2年納期はどうなることやら。