シトロエン伝統のCセグメントハッチバックから転身し、もはやクロスオーバーSUV的な存在感を見にまとう新型『C4』と、その電動モデル『E-C4エレクトリック』が一部仕様変更を受け、コネクテッド機能を備えた最新のインフォテイメントシステムを搭載して上陸。6月15日より発売開始となっている。
伝説のハイドロニューマチックの現代的解釈と言えるプログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)や、日本のシトロエンとして初となるBEV(100%電動モーター)など、そのスタイルのみならず完全に新しい世代のデザインとパフォーマンスを有する現行世代のC4は、ハイボンネットや大径ホイールと地上高がもたらす高めのアイポイント、それでいながらクーペのようになだらかに傾斜するルーフラインと真新しいフォルムを構築している。
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さらにインテリアでは、ダッシュボードを横方向の広がり感を強調する水平基調とし、センター部に10インチのタッチスクリーン・インフォテイメントシステムを搭載。その下にエアアウトレット、さらに下には新たにダイヤルとプッシュボタンのフィジカルな空調コントロールを設けて運転中の操作性を向上。タッチパネルと物理スイッチの機能の切り分けを行い、UI/UXの最適化と再構築が図られた。
その乗員快適性をメインに、機能面を更新した今回の仕様変更では、コネクテッド機能を備えた最新のインフォテイメントシステム“CITROËN MY DRIVE PLUS(シトロエン・マイドライブ・プラス)”を採用。フラグシップモデル同様に車載通信機能を備え、リアルタイム交通情報を考慮したルート検索および案内が可能となっている。
また、音声認識機能により呼びかけるだけでのシステム起動や、ナビゲーション、オーディオ、エアコンなどの設定を行うことも可能となり、さらにApple CarPlay/Android Autoにシームレス接続でき、スマートフォンのワイヤレス充電にも対応した。
従来からアクティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシスト、アクティブセーフティブレーキなど先進のADAS(安全運転支援機能)も備える同車だが、今回の改良により駐車時の安全確認に役立つバックカメラには、新たに“トップリアビジョン機能”も搭載。障害物に近づくと自動的に俯瞰映像に切り替わり、車両と障害物の位置関係を直感的に把握することができる。
今回の一部仕様変更を受け、1.2リットル“ピュアテック”直列3気筒直噴ガソリンターボ(130PS/230Nm)は廃止され、定評の1.5リットル“BlueHDi”ディーゼルターボ(130PS/300Nm)に加え、最高出力100kW(136PS)、最大トルク260Nmの高効率電動モーターと50kWの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載する『E-C4シャイン』の2グレード構成に。
ボディカラーには新色のブランナクレをはじめ、ブルーアイスランド、グリプラチナムの3色が設定され、価格は424万9500~554万8500円(税込)となっている。詳細についてはシトロエンの公式ホームページ(https://www.citroen.jp/models/c4.html)まで。
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