12月4日(水)に行なわれたFIA世界モータースポーツ評議会において、2020年のF1はパワーユニット(PU)のコンポーネントのうち、MGU-Kの使用制限を2基から3基に緩和することが承認された。
2014年、F1にV6ターボエンジンとハイブリッドシステムが組み合わされた”パワーユニット”が導入されて以来、使用できるコンポーネントの数には制限が設けられてきた。コンポーネントの使用基数を制限することで、自由なアップデートができなくなりコストの削減につながるためだ。
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こういった制限は年々厳しくなっている。19戦で争われた2014年シーズンは各コンポーネントを5基使用できたが、2019年は21戦までレース数が増えたにも関わらずエンジン(ICE)やMGU-H、ターボチャージャーが3基まで、MGU-Kやコントロールエレクトロニクス、エナジーストアは2基までに制限された。
しかし、来季はレース数がさらに増えて22戦となる。これを受けて各チームは制限を緩和することに同意しており、FIAの評議会でこれが承認された。
中でも、MGU-KとMGU-Hの使用可能基数を揃えようという議論が行なわれたようだ。MGU-Kは運動エネルギーを回生してエナジーストアに電力を貯めるほか、そのエナジーストアに蓄えられたエネルギーやMGU-Hで発電された電力を使い、120kWのブーストを生み出すモーターでもある。いわばハイブリッドシステムの心臓部だ。それだけに様々なコンポーネントが絡み合っており、MGU-Kのみを交換しようとした場合には、複雑な作業が要求されるのだ。
とはいえ、フェラーリPUを使う全6台を含め、グリッドの半数である10台は3基目のMGU-Kを使うことなくシーズンを終えた。
一方、ルノーPUはシーズン序盤からMGU-Kに多くのトラブルを抱え、マクラーレンを含む全4台が3基以上のMGU-Kを使用。また、積極的に開発を進めたホンダPU勢も使用コンポーネント数は多く、トロロッソのダニール・クビアトはMGU-Kを6基使用している。
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