三菱コルディア
(翻訳者注:この記事は、『廃車の天国 米巨大ジャンクヤードで見つけた「お宝」 40選 前編 日本車も多数発見』の後編にあたります。)
【画像】米国流「グランドツアラー」はやはり豪快!【初代ポンティアックGTOを写真で見る】 全14枚
クライスラーは三菱に出資しており、三菱車を米国市場向けにリバッジして輸入していた歴史がある。しかし、コルディアは三菱が直接輸入していた。1982年から1990年にかけて生産されたコンパクトなハッチバックで、量産車としては初期に電子インストゥルメント・パネルを採用したモデルである。
ビュイック・スペシャル(1962年)
外観的にはいくつかの問題があるが、この1962年型ビュイック・スペシャルは構造的には素晴らしい状態である。1962年型はV6エンジンを搭載した初の量産米国車であり、0-97km/h加速12.8秒と、V8バージョンより3秒も遅かった。この個体のボンネットの下には何が隠されているのだろう。
リンカーン・コンチネンタルMkV
全長230インチ(約5.8m)のリンカーン・コンチネンタルMkVは、フォードが販売した史上最長の2ドア・クーペの称号を持つ。この写真では、その巨大さが際立ち、下にある1980年代半ばのタウンカーを小さく見せている。
高級クーペとして1977年から1979年にかけて生産された。
キャデラック・カテラ
ドイツのゼネラルモーターズによって生産されたキャデラック・カテラは、オペル・オメガのリバッジモデルで、英国製の3.0L V6エンジンを搭載している。1996年から2001年にかけて販売されたが、売れ行きは芳しくなく、出荷されたのはわずか9万5000台だった。価格は2万9995ドルで、アキュラ、BMW、インフィニティ、メルセデス・ベンツなどの高級輸入車に対抗するために用意されたエントリーモデルのキャデラックであった。
メルセデス・ベンツ240D
この角度から見ると、メルセデス・ベンツのW123型セダンがスクールバスの列を飛び越えようとして失敗したように見える。このようなスタントに挑戦するなら、240Dは選ばれるべきクルマではないだろう。ディーゼルエンジン車の240Dの最高速度は140km/hで、0-97km/h加速に22秒かかった。
ボルボ240
スクールバス・ジャンプに挑戦するなら、1980年代後半のボルボ240の方が少しはマシだろう。その4気筒ガソリンエンジンなら0-97km/h加速で約13秒という加速性能を持っているし、着地に失敗しても、残骸から生きて帰ってこられる可能性がかなり高い。
背面のスウェーデン国旗とデンマークの登録コードステッカーに注目。
クライスラー・ルバロン
1955年から1975年の間、ルバロンの名はインペリアルという高級車ブランドによって使用された。同ブランドが廃止されると、その名はクライスラーに引き継がれた。写真の個体は初代モデルだが、この角度から見ると1980年製か1981年製かを判断するのは難しい。1980年にはかなり多くの台数が販売されたことから、この年のものである可能性が高い。
1982年、ルバロンはクライスラーのKプラットフォームを採用する。
ダッジ・チャレンジャー
ダッジ・チャレンジャーといえば、何が思い浮かぶだろうか? おそらく2023年の最高出力1025psのSRTデーモン170か、あるいは名作カーアクション映画『バニシング・ポイント』の1970年型R/Tだろう。1つだけ確かなことは、そのどれにもあてはまらないということだ。
これは三菱ギャラン・ラムダで、1978年から1983年までチャレンジャーとしてリバッジされていた。前輪駆動のサブコンパクトクーペであり、最高出力77psまたは105psの4気筒エンジンが用意された。コワルスキーの逃走劇には力不足だろう。
プリムス・チャンプ(1981年)
このプリマス・チャンプLSもまた、日本で “鹵獲” されて持ち込まれた輸入車の一例である。中身は三菱ミラージュで、1981年に8万4144台販売された、手頃な価格の3ドア・コンパクトである。安かっただけでなく、燃費の良さからも消費者に珍重された。
それにしても、もはやこのクルマのアイデンティティなど気にする人はいないのだろう。写真の個体には、誰かがフォードのホイールを装着している。
アウディ5000
第3世代のアウディ100は、米国では「5000」とも呼ばれ、1982年に生産が開始された。スタイリッシュでエアロダイナミクスに優れており、欧州では好調な売れ行きを見せたが、米国では突然の「意図しない加速」に端を発するリコールにより、困難に直面した。
この個体はドアも窓もすべて閉まっているにもかかわらず、車内に草が生えているようだ。おそらく床に穴が開いているのだろう。
AMCグレムリン
シボレー・ベガ、フォード・ピント、フォルクスワーゲン・ビートルに対抗するコンパクトカーを発売するなら、燃費は最優先事項のはずだ。しかし、AMCグレムリンの設計者はそのメモを見落としたようだ。発売当初、グレムリンは3.3L 6気筒エンジンを標準装備していた。
比較的速く、(少なくともライバル車と比べると)静粛性も高かったが、平均燃費はわずか7.5km/lである。
ナッシュ・ランブラー・クロスカントリー
この1950年代半ばのナッシュ・ランブラー・クロスカントリーが新車だった頃を想像してみてほしい。磨き上げられたツートンカラーの塗装、輝くクロームメッキ、新車の香りが漂うインテリア。もし鳥が屋根の上で用を足そうものなら、誇り高きオーナーは発作を起こしただろう。今の状態を見たら、彼らは何と言うだろう?
ダッジ・コンクエスト(1985年)
三菱スタリオンの名称については、米国ではちょっとした混乱があった。三菱によれば、スタリオン(Starion)とは「スター・オブ・アリオン(Star of Arion)」の略で、アリオンは神話に登場する馬だという。しかし、日本人担当者が英語の発音に苦労し、「種馬(Stallion)」と間違えられるような場面もあったという。
とりあえず、名前のことは一旦忘れよう。こちらはスタリオンのリバッジモデルである1985年型ダッジ・コンクエストだ。
フォードF100
ナンバープレートのタグによると、この1960年代半ばに生産されたフォードF100は、10年前にはまだミネソタ州の田舎町を走り回っていたようだ。ハイマウントのフロントランプから判断すると、冬の間は除雪車として活躍していたのだろう。
AMCホーネット
1970年から1977年にかけて販売された新型AMCホーネットは、ランブラー・アメリカンの後継車として、このステーションワゴンを含む4種類のボディスタイルで販売された。最も有名なバージョンは間違いなくXハッチバックで、映画『007/黄金銃を持つ男』でコークスクリュー・ジャンプを披露した。
ランブラー・クラシック(1962年)
1962年、ランブラーは4番目に売れた人気ブランドとなり、特に4ドア・セダンのクラシックがこの成功に大きく貢献した。この年の販売台数は44万2346台で、ランブラー史上2番目に良い成績だった。
この個体は少々荒れているが、スペアパーツはまだたくさんある。また、必要なものが見つからなくても、その下に別のものがあるようだ。
オールズモビル98(1973年)
1972年、創立75周年を記念して、オールズモビルはリージェンシーと呼ばれる4ドア・ハードトップの98(ナインティ・エイト)を発売した。これがヒットしたため、1973年に再び登場。フロントガラスのラジオアンテナ、パワーステアリング、シガーライター、彼氏・彼女用の灰皿など、贅沢な装備が満載されている。
フォードLTD IIスクワイア(1977年)
この写真は、ローナーズの地形と、夏の茂み具合を垣間見ることができる。取材班はこの魅力的なヤードを約4時間探索したが、半分以上のクルマを見逃してしまったと思う。しかし、このなかなか素敵なフォードLTD IIスクワイアをカメラに収めることができた。1977年に生産されたもので、ステーションワゴンが提供された唯一の年である。
ポンティアック・テンペスト(1963年)
1963年、ポンティアックはテンペストのカタログに、最高出力260psの強力な5.6L V8エンジンを追加した。1/4マイルを16.3秒で走破し、最高速度は200km/hに達するなど、素晴らしいパフォーマンスを発揮した。
しかし、この個体には3.2L 4気筒エンジンが搭載されていた可能性が高い。その場合、エンジンの出力は115psにとどまる。
ホンダ・アコード
初代ホンダ・アコードは、優れた燃費性能と充実した標準装備により、米国で好調なセールスを記録した。写真のハッチバックはLXと呼ばれるモデルで、エアコン、デジタル時計、パワーステアリングが標準装備されている。
ホンダ・アコードは日本車として初めて米国で組み立てられたクルマであり、1982年11月、オハイオ州メアリーズビルの工場で生産が開始された。
ビュイック・ランデブー
ビュイック・ランデブーは、2001年から2007年まで生産され、同社にとって特筆すべきヒット作となった。ビュイック初のクロスオーバーSUVとして、若年層をターゲットに30万台以上の販売を記録し、ポンティアック・アズテックを3倍近く上回った。
ダットサン280ZX
ダットサン280ZXのパーツをお探しだろうか? ローナーズには良い品揃えがある。この他にも、今回紹介した中で気になるものがあれば、ローナーズ(+1 320-235-4602)に電話するか、いっそのことミネソタ州ウィルマールまで足を運んでみよう。
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