10月16日、WRC世界ラリー選手権第11戦スペインは競技2日目を迎え、SS7からSS13まで計7本のSSで争われた。このデイ2でも、初日に速さを発揮したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が快走をみせて総合首位をキープ。総合2番手につけるエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)とのギャップを拡げている。
フルターマック(舗装路)ラリーとして開催されている『ラリー・スペイン』の2日目。7本合計117.45kmと3日間で最長の戦いとなったデイ2は、サービスパークの北東エリアに設定された3本のステージで計6本のSSを走行した後、サロウの市街地ステージでこの日最後のスピードテストが行われた。
2番手エバンス「自信の欠如がタイムに表れてしまった」/WRC第11戦スペイン デイ2後コメント
前日の午後に圧巻のスピードを発揮し、エバンスを逆転して総合首位に立ったヒュンダイのヌービルはこの日も絶好調。霧の影響で若干路面が湿った状態で迎えた早朝のSS7で幸先よくベストタイムを刻むと、同ステージで2番手タイムを記録した首位を争うライバルとのギャップを0.7秒から2.4秒に拡げてみせる。
続くSS8、SS9でもステージ優勝を飾ったヌービルの勢いは止まらず。日中のサービスを挟んで迎えた再走ステージのSS10とSS11、さらに16日最後の市街地ステージSS13でも最速タイムを記録し、終わってみればエバンスとの差は16.4秒にまで拡大した。
そんなヌービルだが、意外にも「今日は簡単な1日ではなかった」と語った。
「今朝は霧が出ていてステージも非常に汚かった。路面上に多くのグラベルがあり、とてもトリッキーだったんだ」
「表彰台の一番上のステップに立つのはいつでもうれしいことだが、明日もまたチャレンジングな1日だ。まだ何も終わっていない」
一方、ライバルに離される格好となったエバンスは、「ハッピーではないね。今日は僕たちが望んでいた日ではなかった」とフラストレーションを顕にした。
「午前中はあまりいい感じではなかったが、午後になるとさらに悪化してしまった」
「いくつかの領域であまり快適ではなかったため、(サービスで)それに対処しようとした。おかげで苦労していた部分は改善されたが、結果的にクルマの全体的なバランスを崩してしまった」
■タイトルに王手をかけるオジエが2本のSSで最速タイム
そんなエバンスから22秒遅れた総合3番手につけたセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)は、SS11でヌービルとベストタイムを分け合い、SS12でもトップタイムをマークした。こちらはサービスでの調整が功を奏したかたちだ。
しかし、4番手につけるダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)と6.9秒差で迎えたSS13のショートステージでは、スタート直後にヤリスWRCのエンジンがストール。この影響でタイムを失った選手権7冠王者は“地元のヒーロー”に1.2秒差に迫られている。
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)はトップから1分以上遅れて総合5番手に。彼の後ろはさらに2分以上のギャップがある。首位と3分45秒差の総合6番手につけるガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)から7番手オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20クーペWRC)を挟んで、8番手のニル・ソランス(ヒュンダイi20クーペWRC)までのギャップは8.6秒だ。
6番手でデイ2を開始したアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)はSS11でバリアに接触した。この影響でタイヤをパンクさせたほか、サスペンション、ドライブシャフト、ステアリングアームにダメージを負ったが、彼は走行を続行し総合20番手で競技2日目を完走している。
また、初日SS1でクラッシュを喫した勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)はデイ2で再出走を果たし、SS12では5番手タイムをマーク。総合順位は48番手となっている。
ラリーの最終日となる17日(日)のデイ3は、サービスパークの西側エリアでSS14/SS16“サンタ・マリナ”と、SS15/SS17“リウデカニエス”という2本のステージをサービスを挟んで各2回走行する予定。この内、サンタ・マリナの1本目は日の出前のスタートとなる。また、最終SS17はトップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーに、ボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となっている。計4本のSSの合計距離は50.90km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は261.12kmだ。
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