ホンダは11月5日(日本時間11月6日未明)、米国で開幕するSEMAショー2024に、SUV『CR-V ハイブリッド』新型がベースのレーシングカー『CR-V ハイブリッド・レーサー』を出展する。
この車両は、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)とオート・デベロップメント・センター(ADC)のエンジニア、アメリカンホンダの北米部門のデザイナーが共同開発したもので、「究極の高性能ビースト」を目標に掲げている。
ホンダレーシングが一般車両向けパーツ開発にも注力、『パイロット』カスタムを初公開へ…SEMAショー2024
車体の下半分にはカーボンコンポジット構造を採用し、巨大なフロントスプリッターとルーバー付きのフレアフェンダーを装備。大型リアウィングとバタフライ式のハーフカットドアも特徴的だ。これらの空力パーツにより、高速走行時の安定性と冷却効率の向上を図っている。
パワートレインには、「インディカー」シリーズにホンダが供給している「HI23TT」型2.2リッターV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。このエンジンにSkeleton製スーパーキャパシタとEmpel MGU製のハイブリッドモーターテクノロジーを組み合わせ、システム全体で800馬力のパワーを引き出す。
トランスミッションはXTRAC製の6速で、パドルシフトで操作する。燃料には、Shellの100%再生可能なレース用燃料を使用し、環境への配慮も忘れていない。
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