Moto3オーストリア予選｜山中琉聖が3番手フロントロウ獲得！ ポールポジションはペローニ

レッドブルリンクでMotoGP第13戦オーストリアGPのMoto3予選が行なわれ、Red Bull KTM Tech3のバレンティン・ペローニがポールポジションを獲得した。

　Moto3クラスに参戦している日本人ライダーは今回、山中琉聖（FRINSA - MT Helmets - MSI）、古里太陽（Honda Team Asia）のふたりとも、予選Q2へ直接進出。Q1は日本人不在のセッションとなった。

　Q1ではニコラ・カラッロ（Rivacold Snipers Team）のマークした1分40秒62がトップタイムに。2番手のヤコブ・ルールストーン（Red Bull KTM Tech3）には0.3秒の大差をつけてQ2に進んだ。残るQ2進出ライダーはマルコス・ウリアルテ（LEVELUP-MTA）、コーマック・ブキャナン（DENSSI Racing - BOE）だ。

　続いて予選Q2のアタックが進むと、山中は1分40秒364をマークして暫定6番手タイム、古里は1分40秒666で10番手タイムにつけた。

　山中は自己ベスト更新を狙ってアタックを続けると、今度は1分40秒084と大きくタイムを更新。暫定トップのチームメイトであるアンヘル・ピケラスから、0.1秒差の2番手タイムでフロントロウ圏内に食い込んだ。

　Q2終盤に向けて自己ベストを更新するライダーは現れたが、山中は2番手タイムのままでラストアタックを迎えた。

　ラストアタックではバレンティン・ペローニが1分39秒938をマークし、0.048秒とわずかながら暫定トップタイムを更新し、オーストリアGPのポールポジションを獲得した。マキシモ・キレス（CFMOTO Gaviota Aspar Team）もトップ3に値するハイペースなアタックだったが、トラックリミット違反がありタイムを更新できなかった。

　その結果2番手はピケラス、そして3番手に山中が続いた。なお山中は最後のアタックの際ターン4で転倒があったが、ライダーは無事だった。

　古里はQ2後半で自己ベストを更新できず、最終的に15番手タイムで予選を終えた。