F1やインディカーで活動しているマクラーレン・レーシングが、2022年に電動オフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』に参戦することを発表した。
2021年に初開催を迎えたエクストリームEは、地球の気候変動の影響を伝えるため、環境破壊が進む地域を会場とし、低炭素社会への道を切り開くための電気自動車導入を促進することを目標としており、男女平等のモータースポーツプラットフォームを提供するシリーズでもある。
エクストリームE第2戦は宿敵ハミルトンのX44を下し、ロズベルグのRXRが開幕2連勝を達成
マクラーレンは6月11日、このシリーズに2022年に参戦すると発表した。同社のサステナビリティに関する使命、つまり、二酸化炭素の削減、廃棄物のリサイクル、再利用および除去、多様性、平等、インクルージョンといったテーマを核とした目標に向けて加速するため、戦略的、経済的、運営的な基準に基づいてこのシリーズを詳細に評価した結果、参戦の決断を下したという。
マクラーレンは、マクラーレンP1ハイパーカーで開発された技術を活用し、フォーミュラE選手権のGen1、Gen2にバッテリー・パワートレインを供給してきた経験を持つ。エクストリームEにはチームとして参戦、電動モータースポーツに関与することで、ノウハウと専門知識を向上させていくことを目指す。
マクラーレンは、F1プログラム以外の既存の人材を使うとともに、スペシャリストを追加して、エクストリームEチームを運営する。
CEOザク・ブラウンは、現シーズンにアンドレッティ・ユナイテッドを通して関与している。エクストリームEには、7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトン、2016年F1チャンピオンのニコ・ロズベルグ、2009年チャンピオンのジェンソン・バトン、レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターを務めるエイドリアン・ニューウェイなど、多数のF1関係者が参画している。
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