現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型BR-V 11月受注開始!! ホンダの使えるSUVは「日本適性」も抜群に進化

ここから本文です

新型BR-V 11月受注開始!! ホンダの使えるSUVは「日本適性」も抜群に進化

掲載 更新 29
新型BR-V 11月受注開始!! ホンダの使えるSUVは「日本適性」も抜群に進化

 主に東南アジア向けとなるホンダのコンパクトSUV「BR-V」が、9月21日にインドネシアで2代目モデルへフルモデルチェンジ。

 本稿では、日本市場にも適応でき得る要素を備えた新型BR-Vを、初代モデルも振り返りながら紹介していく。

これがノートの「本命」か…? ノートオーラNISMO乗ったら安くて楽しくて驚いた!!

文/永田恵一、写真/HONDA

【画像ギャラリー】本邦初公開!ホンダ 新型BR-Vのインテリアを詳しく見る!

BR-Vは実用性抜群な小型3列シートSUV

2015年にインドネシアでデビューした初代BR-V(全長4453mm×全幅1735mm×全高1666mm)

 2015年にインドネシアでデビューした初代BR-Vは、主に東南アジア向けのフィットより一車格下のコンパクトカーで、日本車ならパッソ&ブーンやマーチに相当する初代ブリオをベース(初代ブリオのベースは2代目フィットだ)にしたモデルである。

 初代BR-Vのボディサイズは全長4453mm×全幅1735mm×全高1666mm、ホイールベース2655mmと、ヴェゼルより全長が長い替わりに全幅は狭いというイメージ。エクステリアは比較的ボクシーで、インテリアは華美なところこそないけれど、雰囲気は明るく好ましかった。

 また、フィットファミリーの1台だけに2列目シートの広さはもちろん、3列目シートもコンパクトSUVながら充分使える広さを持ち、5人乗り仕様は広いラゲッジスペースも備えていた。

 機能面は1.5L・4気筒ガソリンNAエンジン+CVTが中心となるパワートレーンを搭載し、充分な動力性能と良好な燃費を両立。最低地上高も201mmと高く、悪路にも強いなど、ソツなく仕上りだった。

 それでいて価格は、タイ仕様で5人乗り/76万5000バーツ(約252万6000円)、7人乗り/83万5000バーツ(約275万7000円)と、HR-V(日本における先代ヴェゼル)に対し5人乗りで約60万円安とリーズナブルなため、日本導入をラブコールしてきたわけだ。

 なお、先代型初代BR-Vは、登場以来6年間で25万5000台以上を販売し、インドネシアではその約30%となる7万6846台が売れただけに、初代に続きインドネシアでのワールドプレミアとなったのだろう。

新型BR-Vはどう進化した? 

2021年9月21日にフルモデルチェンジした新型BR-V(全長4490×全幅1780×全高1685mm)

 2021年5月にインドネシアで公開されたコンセプトカー「N7X」ほぼそのままで登場した新型BR-Vのコンセプトは、「SUVのタフさとミニバンの広さの融合」とキープコンセプトである。

 新型BR-Vのボディサイズは、全長4490×全幅1780×全高1685mm(アンテナを含む)と、全幅が45mm拡大され、エクステリアの押し出しあるグリルやホイールが16インチから17インチとなったことなど、立派なクルマになった印象だ。

 インテリアもメーター内の4.2インチディスプレイやダッシュボードに付くスマートフォンとの接続も可能な7インチディスプレイにより、フルモデルチェンジ相応の新鮮さを持つほか、電源が増やされたことやカップホルダーをはじめとした収納スペースがより充実している点が強調されている。

 また、先代BR-Vの3列目シートの収納方法は、前方に倒れるタイプだったので、床下収納とするなどの変更により、3列目シートを使わない際の使い勝手が向上していると嬉しい。

 機能面は先代BR-Vと同じ1.5L・4気筒ガソリンNAエンジンに新しいCVTとMTが組み合わされる点と、自動ブレーキ&運転支援システムパッケージの「ホンダセンシング」が設定されることくらいしか発表されていない。

 そのホンダセンシングの内容は、歩行者対応の自動ブレーキ、先行車追従型のアダプティブ・クルーズ・コントロール(パーキングブレーキがレバー式なので停止までは対応しないタイプだろう)、レーンキープアシストシステム、オートバイビームなどと、日本人からすると標準的だ。

先行受注は11月21日開始! 価格も12月に発表予定

初代と同じ1.5Lガソリンエンジンが搭載され、CVTとMTが用意された。グレードは4種類。先進安全装備「ホンダセンシング」が装備されることが決まった

 新型BR-Vのインドネシア仕様のグレード構成は、下からMTのみの「S」、MTとCVTが設定される「E」、CVTのみとなると「プレステージ」、「プレステージ ホンダセンシング」の4つだ。

 ホンダ広報部によると、発売に向けたスケジュールは11月21日から先行受注開始、12月に価格発表、来年2022年はじめからデリバリー開始となっている。

◆  ◆  ◆

 新型BR-Vは、ホンダセンシングの設定があるので、日本導入への対応は先代よりもしやすいのかもしれない。

 こうした事情もあり、またまた新型BR-Vの日本導入を期待するわけだが、もし日本に導入されるとヴェゼルやフリードの販売に影響が出るという懸念があることもまた事実だろう。

 その面でも新型BR-Vの日本導入が慎重にならざるを得ないのに加え、そもそも新型BR-Vの日本導入が想定されているのかは定かではない。

 しかし、新型BR-Vも先代モデルに続き魅力あるクルマに仕上がっていそうなだけに、ホンダの国内販売を盛り上げるためにもフルモデルチェンジを期にBR-Vの日本導入を前向きに考えてほしい。

【画像ギャラリー】本邦初公開!ホンダ 新型BR-Vのインテリアを詳しく見る!

こんな記事も読まれています

ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
WEB CARTOP
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
レスポンス
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
月刊自家用車WEB
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
月刊自家用車WEB
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
LE VOLANT CARSMEET WEB
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
バイクブロス
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
くるまのニュース
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
バイクのニュース
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
カー・アンド・ドライバー
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
レスポンス
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
ベストカーWeb
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
レスポンス
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
レスポンス
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
くるまのニュース
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
WEB CARTOP
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
レスポンス
ハミルトンへの嫌がらせ告発する怪メールに警察「犯罪行為無し」と結論。チーム側には今後に向けアドバイス与える
ハミルトンへの嫌がらせ告発する怪メールに警察「犯罪行為無し」と結論。チーム側には今後に向けアドバイス与える
motorsport.com 日本版
Wedsの注目ブランド MAVERICK(マーベリック)から新作2ピースモデル「1613M」誕生
Wedsの注目ブランド MAVERICK(マーベリック)から新作2ピースモデル「1613M」誕生
ベストカーWeb

みんなのコメント

29件
  • 大きさは日本サイズでちょうど良い、フリードみたいなシートアレンジが出来るときっと売れるでしょうね。
    国産車にデザインを求めるのはあきらめた・・・
  • 日本導入だと100万円は高くなるでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村