伊ランボルギーニは2023年2月6日(現地時間)、V12エンジン搭載の最終ワンオフモデルとなるクーペの「インベンシブレ(Invencible)」とロードスターの「オーテンティカ(Auténtica)」を発表した。
ランボルギーニは間もなくブランド初のハイブリッドスーパースポーツカーを披露する予定で、純内燃機のV12スーパースポーツカーは終焉を迎えることとなる。その偉大なる歴史をリスペクトし、ランボルギーニのデザインスタジオであるチェントロ・スティーレが特別に手がけたワンオフモデルが、今回発表したインベンシブレとオーテンティカだ。車名のインベンシブレはスペイン語で“無敵”を、オーテンティカはスペイン語で“本物”を意味。ミッドシップ配置のパワーユニットにはアヴェンタドールなどに設定して名声を高めた自然吸気の6498cc・V型12気筒DOHCエンジン(最高出力780hp、最大トルク720Nm)を搭載し、トランスミッションには7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)を、駆動方式には4WD(Haldex Gen.IV)を、走行制御機構にはランボルギーニ・ダイナミック・ステアリングシステムを採用している。
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エクステリアに関しては、アヴェンタドールのカーボンファイバー製モノコックをベースに、近年のV12エンジン搭載の名車で、モータースポーツ専用車のセストエレメントやエッセンツァSCV12、ユニークな航空スタイルを纏ったレヴェントン、空力性能を徹底追求したヴェネーノなどをオマージュしてデザイン。具体的には、モータースポーツ用を再現したフロントフードやバーチカルストラットを配したフロントスプリッター、六角形のLEDランニングライト、アグレッシブなデザインのエアロパーツなどを装着する。ボディカラーは、インベンシブレがロッソエフェストの基調色にヴィジブルカーボンファイバーのパーツやロッソマーズのブレーキキャリパーを、オーテンティカがグリジオチタンの基調色にジャッロオージュのアクセントやマットブラックのパーツを配した。
インテリアについては、六角形のエアベントを組み込んだミニマルなダッシュボードや専用グラフィックのメーターパネルなどを採用したうえで、ボディワークとシンクロさせたカラーリングを配したことが訴求点。インベンシブレはロッソアララのレザーとネロコスモスのアルカンターラというコンビネーションに、ロッソアララとネロアデの刺繍を入れる。一方、オーテンティカはネロアデのカラーにネロコスモスとグリジオオクタンのアルカンターラを組み合わせ、ここにジャッロトーラスの刺繍を配備した。
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