シンプルなアレンジで「道具感」を強調したシトロエン・ベルランゴの特別仕様車が登場

　Stellantisジャパンは2023年6月29日、シトロエンのベストセラーMPVのベルランゴに特別仕様車の「ベルランゴ フィールパック（BERLINGO FEEL PACK）」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は413万円～に設定する。

　今回の特別仕様車は、通常モデルの上級グレードであるベルランゴ シャイン（SHINE）の一部装備を簡略化することで、ベルランゴが持つ「道具感」をより際立たせたことが特徴である。

　まず外装では、ボディカラーをブランイシとグリプラチナム（6万500円高）の2色に絞り、またアクセントカラーにホワイトを採用したうえで、ガラスルーフを省略し、合わせてホイールを16インチスチールホイール＋ホイールキャップ（タイヤサイズは205/60R16）に変更する。ハロゲンヘッドライト＆デイタイムランニングライト（LED）やエアバンプ、ルーフレール、リアスポイラーなどの装備はシャイングレードと共通だ。

　内装については、車内上部の多機能ルーフストレージであるモジュトップやリアシーリングボックスを省略することでルーフ部を含めた積載容量をアップし、同時により自由度の高い荷室スペースを実現。エクイップメント面では後席用エアコン風量調整とリアサンブラインド／チャイルドウォッチミラーは省かれるものの、左右独立調整式オートエアコンや革巻ステアリングホイール（ステアリングスイッチ付）、ファブリックシート／助手席前方可倒式シート／フロントセンターアームレスト、リア3座独立シート／フォールディング、フレキシブルラゲッジトレイ、8インチタッチスクリーンなどはシャイングレードと同様に標準で組み込んでる。

　パワートレインは基本的に通常モデルと共通で、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm）＋EAT8（電子制御8速オートマチックトランスミッション）を搭載。先進安全装備も充実しており、エレクトリックパーキングブレーキ／ヒルスタートアシスタンスやフロント／サイド／バックソナー、バックカメラ（トップリアビジョン機能付）、アクティブクルーズコントロール（ブレーキサポート付）／スピードリミッター、アクティブセーフティブレーキ／ディスタンスアラート、ブラインドスポットモニター、レーンキープアシスト／インテリジェントハイビーム／トラフィックサインインフォメーション、ドライバーアテンションアラートなどを標準で採用している。

　なお、シトロエンはベルランゴ フィールパックの発売を記念して、本年7月15日～17日にかけて全国のシトロエン正規ディーラーにてフェアを実施。期間中の来場者には、天然麻素材を使用したスクエア形状のトートバッグに、シトロエンの小型商用車の元祖である2CVフルゴネット（FOURGONNETTE）をプリントした「シトロエンオリジナル ジュートバッグ」をプレゼントするという。

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道具にしては高過ぎ。