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2023年F1第10戦オーストリアGPスプリント トップ8ドライバーコメント(2)

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2023年F1第10戦オーストリアGPスプリント トップ8ドライバーコメント(2)

 2023年F1第10戦オーストリアGPのスプリントが行われ、1番手~4番手のドライバーが土曜日を振り返った。1番手~4番手のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
スプリント=4番手
 今日はまずディラーノ・ファン・ト・ホフについて話さなければいけない。このオランダの若手ドライバーは今朝、スパでの事故で亡くなった。ディラーノはモータースポーツ・ファミリーの一員であり、僕の思いは彼と彼の愛する人たち、そしてMPモータースポーツとともにある。僕はオー・ルージュをもっと安全なものにする必要があると強く思っている。直近の数年だけでも、ジュニアモータースポーツにおいてふたりの若い才能を失っている。これは話し合うべきことだよ。

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 今日のオーストリアでは力強いレースができたし、オープニングラップにも満足している。路面が乾いていくなかでタイヤをマネジメントすることに集中していた。チームは戦略面で素晴らしい選択をし、判断もよかった。4番手と5番手は素晴らしい結果だ。明日もハードにレースするよ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
スプリント=3番手
 楽な土曜日ではなかった。SQ1でブレーキのトラブルが発生し、1ラップでSQ2に進出しなければならなかった。そんな風に忙しい一日の始まりだったから、3番手を獲得できてうれしいよ。

 SQ3にその新品ソフトのセットを取っておけたらよかったけれど、すべての状況を考えれば、スプリント予選で5番手というのは悪い結果ではなかった。

 ウエットのスプリントレースもとてもチャレンジングだった。高速セクションでマシンがトリッキーだったんだ。それでも3番手を持ち帰ることができてよかった。今日可能な最大限の結果だと思う。

 今は明日に気持ちを集中させている。チームとして前進したことを確認し、良い結果を出せればと思っている。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント=2番手
 チームの全員にとって素晴らしい結果だ。スプリントレース序盤についてだが、マックスと僕は、お互いにミスジャッジがあって、必要以上に接近してしまった。でもそれについてすでに話をして、今は問題ないよ。

 レースでは、ハースのニコを抜いた後は、確実に最後まで走り切ることに集中した。路面が乾き始めて、タイヤの温度が上がりすぎていたんだ。でも結局は望んでいた結果をつかむことができた。

 明日の決勝は15番手からのスタートになる。オーバーテイクは簡単ではないだろうけど、全力を尽くしたうえで、何ができるかを見ていく。できるだけ多くのポジションを取り戻すために頑張るよ。昨日、とても良いペースを見せることができたし、マシンに良い感触を持っている。

 まだ体調が優れなくて、残念ながら100パーセントの状態にはほど遠い。でも明日何ができるかを確認するのを楽しみにしている。

 ボブ・ファーンリー(注:ペレスがかつて所属していたフォース・インディアF1チームの副代表で、金曜に訃報が伝えられた)のことをしばし偲びたい。彼は僕の人生においてとても重要な影響をおよぼした人だ。長い年月を共に過ごし、たくさんの楽しい時間を共有した。(夫人の)オードリーと彼の家族の幸せを願っている。本当に悲しい。幸せな思い出をたくさん作った仲なんだ。

(スプリント後の会見で語り)マックスは、ターン2に入っていく時のことで怒っていたんだと思う。僕には彼がそこにいるのが見えなかった。ターン1での走りがひどかったので、ラインを守ろうとしていた。でも彼がいると知った後で、ドアを開けて、コーナー入口でポジションを返した。

 すべて問題ない。これについて話したからね。僕たちはトップと2番手で走っていたけれど、それでも(雨が降っていて)視界がとても悪かった。

(『Sky Sports F1』に語り)彼は芝生にはみ出した。ふたりとも少し限界を超えていたと思う。二度とこういうことが起きないように学ぶつもりだ。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント=1番手
 スタートで少し出遅れた。チェコとの間できわどい状況になり得たが、彼は僕がいるのが見えなかったと言った。その言葉を信じるよ。僕たちは問題ない。(スプリント)レース後に話をして、すべて解決した。これについて大騒ぎする必要はない。

 レースの状況が落ち着いた後、インターミディエイトタイヤで24周というのはかなり長いと分かっていたので、速く走るよう心がけつつ、タイヤのマネジメントに集中した。簡単なことではなかったよ。後方とのギャップを拡大することができたが、レース終盤には、スリックに交換するマシンが出てきた。もちろん油断できない状況ではあったけれど、今日のレースはとてもうまくいったと思う。

 今日、ディラーノ(・ファン・ト・ホフ)に起きたこと(注:ベルギーのスパ・フランコルシャンでのフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパのレース中のアクシデントで死去)はとても悲しいことだ。彼は、僕たちがあれぐらいの年齢だったころに抱いていたのと同じ夢を持っていた。彼のご家族、チーム、モータースポーツの世界を含むすべての人にとって悲しい出来事だ。ドライバーを守るためにできることはまだまだたくさんある。

(スプリント後の会見で、ペレスとのインシデントについて語り)ターン1立ち上がりで、ぞっとするような瞬間があった。芝生に押し出され、とても滑りやすい状態だった。でもなんとかマシンをコントロールできた。

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