アルガルヴェ・サーキットで行なわれているMotoGP最終戦ポルトガルGP。そのフリー走行2回目ではヨハン・ザルコ(アビンティア)がトップタイムをマークした。
アルガルヴェではMotoGP初開催となるため、午前中のフリー走行1回目と同じように、FP2も普段より延長された70分間で実施された。各ライダーはセッションが開始されるとともにコースへと向かった。
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セッション開始から6分、アレックス・リンス(スズキ)がターン8でクラッシュ。リンスはマシンを起こすとそのままピットへと戻った。
10分が経過した段階でのトップタイムはザルコ。タイムは1分40秒723だ。ただその後、ステファン・ブラドル(レプソル・ホンダ)が1分40秒584をマークしてトップタイムを更新していった。
開始から25分、ミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)が1分40秒27をマークし、トップへ浮上。トップだったFP1に引き続き好調な様子だ。
高低差の激しいアルガルヴェ・サーキットでの走行は、特にターン8からターン9にかけての上りから下りに切り替わる箇所で、マシンは前輪が完全に宙に浮くウイリー状態。ライダーたちはそれを抑え込むようにして走り抜けていく。
残り時間約半分を前に、中上貴晶(LCRホンダ)が1分40秒366を記録し大きく自己ベストを更新。2番手へ浮上した。ただ中上はその後ターン4でフロントのグリップを失った際に転倒を喫してしまっている。
なおターン4では、残り20分となった際にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も転倒を喫してしまった。ロッシも怪我はないようだった。
コース上では断続的にタイム更新が続き、ブラドルが1分40秒240をマークして再びトップに。またカル・クラッチロー(LCRホンダ)も1分40秒248で2番手に付けた。
残り17分、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が1分40秒079をマーク。いよいよ1分39秒台が近づいてきた。
そこから数分後の残り13分、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分39秒931と、1分40秒台を突破するタイムを記録。トップタイムとした。
セッション残り10分を切るとライダー達は、一気にタイムアタックモードに。一度転倒した中上もコースに戻ると攻めた走りを見せ、残り6分で1分39秒939をマーク。3番手に浮上した。
ジャック・ミラー(プラマック)、ザルコ、ビニャーレスらの手で次々とトップタイムが更新されていくが、この予選さながらの熾烈なアタック合戦をひとまず制したのはザルコ。タイムは1分39秒417だ。
最後のアタックでもセクター前半で最速ペースを刻むライダーが続出。しかしトップタイムを更新するまでには至らず、FP2が終了した。FP2トップはザルコ、2番手ビニャーレス、3番手にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)というトップ3の並びとなった。
一時はトップ10に食い込めていなかった今季の王者ジョアン・ミルも、最後のアタックではきっちりとタイムを詰め最終的に6番手で初日を終えている。また中上は最終的に12番手タイムでFP2を終えた。
またFP2ではロッシが21番手と最後尾付近にまで沈んでしまっている状況だ。
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