9月13日(金)から同15日(日)にかけて、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイで開催されたWEC世界耐久選手権第7戦。富士スピードウェイは15日、この『富士6時間耐久レース』の来場者数が同レースでの過去最多を更新する6万5800人に上ったことを明らかにした。
現行シリーズの初年度2012年から世界選手権のカレンダーに名を連ね、“WEC富士”としておなじみのイベントは、同年からトップカテゴリーへの参戦を続けるトヨタのホームレースでもある。そんなWEC富士は、コロナ禍の影響で未開催となった2020年と21年を除くすべてのシーズンでWECの日本ラウンドとして実施され、今年は11回目の開催を数えることとなった。
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この2024年は、トヨタ、フェラーリ、プジョー、ポルシェ、キャデラックが覇を競い合う群雄割拠のハイパーカークラスにBMW、アルピーヌ、ランボルギーニという新たな自動車メーカーが加わったほか、9車種18台がエントリーするLMGT3クラスが新設されるなど、より一層注目を集めるシーズンに。ル・マン24時間を含む各ラウンドでは、ホモロゲーション・ルールとともに過度の開発競争を防ぐために設定されているBoP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)がうまく機能し、毎戦のように手に汗握る優勝争いが繰り広げられている点もシリーズが盛り上がりを見せている要因のひとつだろう。
故にチャンピオンシップ争いも白熱するなかで迎えたシーズン終盤戦の第7戦富士には、この世界戦をひと目見ようと多くのモータースポーツファンが来場。レースウイーク初日の金曜日から昨年の大会を上回る数の観客が富士スピードウェイを訪れ、その数は予選日と決勝日を合わせた3日間合計で6万5800人に上った。これは前年比プラス20.3パーセントに相当し、WEC富士の最多来場者数を更新するものとなっている。
大盛況のうちに幕を閉じた2024年WEC富士の各日の観客数は以下のとおりだ。
■2024年WEC第7戦富士6時間耐久レースの来場者数
日付天候観客数前年比2023年実績9月13日(金)晴れ7600人+2000(+35.7%)5600人9月14日(土)晴れ1万7800人+2300(+14.8%)1万5500人9月15日(日)晴れ4万400人+6800(+20.2%)3万3600人3日間延べ―6万5800人+1万1100(+20.3%)5万4700人
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