ロータスの空力技術を注入したトラックレーサー
予定通りの開催となるか否かはさておき、2021年7月23日の開会に向けて東京五輪の準備が粛々と進んでいる。とりわけ選手団は、真剣にその日に向けて様々な調整を続けている最中だ。
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2021年8月2~8日には静岡県伊豆市「伊豆ベロドーム」で自転車のトラック競技が実施される。そこで今回英国チームが採用するのがロータス製のマシン。英国の名門自転車部品メーカーであるホープ・テクノロジー社とコラボレーションしたトラックレーサーは、ライダーが車体に乗った状態で、最も優れた空力性能を発揮するよう設計された。開発には、英国の工学・科学技術企業レニショーも参画している。
カーボンとチタン、アルミを合わせた軽量ハンドル
ホープ・テクノロジー社は、イングランド北西部ランカシャーに本社を置く自転車部品メーカー。30年にわたり、自転車の設計、生産、先進コンポーネンツのテストなどを行ってきた。英国内の自転車乗りやライダーの間で同社の製品が広く愛用されてきたのはもちろん、現在は製品のおよそ半分を海外に輸出している。レース界でも成功を収めており、最近はコンプリートモデルも手がける。
そのホープ社が手掛けたフレームやホイールに組み合わせるのは、ロータスが開発に協力した軽量ハンドルバー。ホープスプリント用とパーシュート用それぞれに合わせた2種類のハンドルは、カーボンファイバーを軸に3Dプリントで仕立てたチタンとアルミニウム製パーツを組み合わせている。
エンジニアリングの才が集ったドリームチーム
グレート・ブリテン・サイクリング・チームの技術トップ、トニー・パーネルは今回のマシン開発について次のように語っている。
「いわばエンジニアリングの才能が結集したドリームチームです。ホープ・テクノロジーはクオリティの高い製造水準を、ロータス・エンジニアリングは軽量設計及び高効率な空力性能をもたらします。測定のスペシャリスト、レニショーの3Dプリント技術も活用して最先端の迅速な製造プロセスも実現しています」
ロータスは1990年代に栄光のトラックレーサー「タイプ 108」を製造している。1992年のバルセロナ・オリンピックにおいてクリス・ボードマンはこのマシンで金メダルに輝き、1994年にはツール・ド・フランスのプロローグ(個人タイムトライアル)を制して栄光のマイヨ・ジョーヌに袖を通している。
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