Ferrari Roma
フェラーリ ローマ
実車と同じペイントとマテリアルを選べるベントレー コンチネンタル GTの1/8スケールモデル、約100万円でオーダー開始
眠らない夜の景色に似合うV8フェラーリ
フェラーリのFRシリーズ最新作「ローマ」が、2020年7月に中国・上海とシンガポールでデビューした。
「ヌォーヴァ・ドルチェ・ヴィータ(新しい甘い生活)」をテーマに開発された最新クーペGTの上陸を記念し、ザ・ペニンシュラ上海、マリーナ・ベイ・サンズ、ワールドフィナンシャルセンターやナショナルギャラリーといった名所旧跡で敢行された“夜撮写真”が公開されている。
白鳥のように優雅なプロポーション
先端の軽量化技術や最新のサイドスリップ・コントロール、同社のグランドツアラーとしては初となる5ポジションのマネッティーノ、傑作V8ツインターボユニットとSF90 ストラダーレ由来の8速DCTの組み合わせ、ADAS(先進安全運転支援機能)の導入。
かくも「ローマ」は新しいテクノロジーを意欲的に投入する新型モデルだが、なにより人々を惹きつけているのがそのデザイン。フェラーリのデザイン部門を率いるフラヴィオ・マンゾーニが描いたボディは、白鳥のように優雅な輪郭を描く。
礼装をまとったF1マシン
曰く、「It’s like a Formula One car in evening dress.(イブニングドレスを着たF1)」、ないしは「F1 in black tie(礼装をまとったF1マシン)」。ハイテクを決して前面に押し出さず、つとめてミニマルにこだわったデザインは、1960年代の伝統的なグランドツーリング フェラーリの影を求めたものだという。
すべてのコンポーネンツが互いに溶け込むよう繋ぎあわされたエクステリアに、繭をふたつ並べたようなデュアルコクピット設計を採り入れたキャビン。ローマはフェラーリのデザイン言語をさらに一段階押し進めた作品といえる。
テクノロジーと背中合わせの芸術
レオナルド・ダ・ヴィンチは「絵画は科学である」と言ったが、自動車の芸術は言わずもがな、すなわち知的テクノロジーの塊である。ローマの優雅なボディラインもまた、エアロダイナミクスと直結している。
リヤスクリーンに一体化した可動スポイラーは普段その姿を隠しているが、高速走行時には自動で上昇。フロント側ボディ下に設けたボルテックス・ジェネレーターと協働し、250km/h走行時にはポルトフィーノ比より95kgも多いダウンフォース量を獲得する。
2020年に蘇る「甘い生活」
ところで2020年はフェデリコ・フェリーニの生誕100周年。デジタルリマスターされた4K映像で『甘い生活』を特別上映する館もあるらしい。
『甘い生活』の中で白眉のシーンが、ニーノ・ロータの音楽を背景に、ボンネットへ夜のローマを映して走る煌びやかに走る1950年代名車群の姿。もしもいま映像の魔術師がこの映画を撮り直すなら、フェラーリ ローマを使うかも。そんな想像をしながら鑑賞してみるのも一興かもしれない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
早く欲しい!!