2024年7月19日(現地時間)、F1第13戦ハンガリーGPが首都ブタペスト近郊のハンガロリンクで開幕する。全24戦で行われる今シーズンも半分を消化し、ここまでレッドブルのマックス・フェルスタッペンがリードしてきたが、直近2戦でまさかの2連敗。シーズンの流れは大きく変わろうとしているように見える。サマーブレイク前の最後の2連戦(ハンガリー→ベルギー)は、どんなレースとなるのだろうか。
4強のパフォーマンスは接近!? 優勝争いは混沌とした状況に
このところ、レッドブルの圧倒的なアドバンテージは失われ、予選でポールポジションを奪われることが多くなり、決勝でもマクラーレン、メルセデスのパフォーマンスが目立つようになってきた。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
レッドブルはマックス・フェルスタッペンの超絶的なドライビングでなんとか対抗しているが、ここ2戦はメルセデスの優勝を許してしまう結果となっている。
もはや注意すべきライバルはマクラーレンだけでなく、連勝中のメルセデス、ここを得意とするフェラーリも含めて、上位勢の争いは接近戦となりそうだ。
心配なのはこのところ調子が上がってこないセルジオ・ペレス。ライバルが2台で連携してフェルスタッペン攻略を仕掛けてくる中、ペレスがどこまでチームメイトをサポートできるか。これまで以上に、ペレスの復活が重要な局面となってきた。
【参考】2024年F1第12戦イギリスGP決勝 結果
1位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 52周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+1.465s
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +7.547s
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+12.429s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+47.318s
6位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+55.722s
7位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+56.569s
8位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+63.577s
9位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+68.387s
10位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+79.303s
──────────────
13位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+1周
17位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+2周
ファステストラップ 55 C.サインツ(フェラーリ)
【参考】2024年F1ドライバーズランキング(第12戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 255
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)171
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)150
4位 55 C.サインツ(フェラーリ)146
5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)124
6位 11 S.ペレス(レッドブル)118
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)111
8位 44 L.ハミルトン(メルセデス)110
9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン)45
──────────────
12位 22 角田裕毅(RB)20
【参考】2024年F1コンストラクターズランキング(第12戦終了時)
1位 レッドブル 373
2位 フェラーリ 302
3位 マクラーレン 295
4位 メルセデス 221
5位 アストンマーティン 68
6位 RB 31
ハンガロリンクはタイトでトリッキーな難しいサーキット
ハンガリーGPの舞台となるハンガロリンクは、約4.4kmの短い全長に14のコーナーが待ち構える、タイトでトリッキーな難しいサーキット。直線と呼べる部分はグランドスタンド前のストレートしかなく、ドライバーは70周のレースで息つく暇もない。
マシン的には、平均速度はモナコに次いでシーズン中で2番目に遅く、低速コーナーが多いため、空力性能よりも高いメカニカルグリップ、パワーよりもドライバビリティが要求され、各チームはモナコと同様のハイダウンフォース設定でいどむ。
また、夏の暑い時期に行われるため気温や路面温度が高く、しかもサーキット全体が円形劇場のような形状で熱がこもりやすく、しかも直線部分が短いためタイヤが冷える時間もなく、タイヤのオーバーヒートが課題となる。昨年は路面温度53℃を記録、また丘陵地帯にあるため天候が不安定になりやすいのもやっかいだ。
ハンガロリンクは常設のレーストラックだが、それほど使用されていないため、グランプリが始まると急速に路面が向上する。今年はさらにパドックビルのリニューアルのため、通常よりも使用時間が短かかったこともあり、今年はその傾向が強くなりそうだ。
オーバーテイクが容易ではないトラックでは決勝スタート順位が非常に重要で、これまでの38回のレースのうち16回はポールシッターが優勝し、グリッド2列目より下からスタートしたドライバーが優勝したのは4回しかない。
ただし、決勝スタート順位が重要だが、退屈なレースになるということではない。オーバーテイクが難しいため序盤のポジション争いが激しく、スタートで混乱もよく起きるし、スタートで首位を守れても逃げ切りは簡単ではない。
昨年はフェルスタッペンがライバルを寄せ付けず
昨年のハンガリーGPでは、予選でルイス・ハミルトン(メルセデス)に連続ポールポジション記録を止められたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逆転で優勝した。フェルスタッペンはスタート直後の1コーナーで首位に立つとそのままライバルを引き離し、2回のタイヤ交換も築き上げた大量リードに守られて無難にこなし、最終的には2位以下に30秒以上の大差をつけた。
フェルスタッペンは7連勝でシーズン9勝目、レッドブルは開幕から11連勝、前年最終戦からの12連勝と、記録づくめの勝利となった。
2位はマクラーレンのランド・ノリス。優勝こそ狙えなかったが、追い上げるセルジオ・ペレス(レッドブル)を寄せ付けず、イギリスGPに続いて2戦連続の2位フィニッシュを果たして注目を集めた。
【参考】2023年F1第12戦ハンガリーGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 70周2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+33.731s3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+37.603s4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+39.134s5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+62.572s6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+65.825s7位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+70.317s8位 55 C.サインツ(フェラーリ)+71.073s9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+75.709s10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+1周・・・・・・・・・・・・・13位 3 D.リカルド(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周15位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル
ピレリの分析「昨年はすべてのドライバーが2ストップ戦略を選択」
ハンガリーGP開幕に向けて、タイヤを供給するピレリは「タイヤにかかる力という点では、ハンガロリンクは特に厳しいものではなく、ハンガリーGPでは最も柔らかいコンパウンド3つを供給します。ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5です。ただ、高温となった時は劣化が激しくなる可能性がありますし、路面がバンピーでコーナーが多いので、とくにコースにラバーがのっていない最初のセッションではグレイニングにも注意が必要です。昨年はスタートではミディアムとハードが最も人気がありましたが、スタート時のグリップ向上を狙ってソフトを選んだドライバーもいました。今週末も決勝レースではハード(C3)とミディアム(C4)が多く使われることになるでしょう」と分析している。
さて2024年はどんなレースとなるのか。第13戦ハンガリーGPは日本時間7月19日20時30分(現地時間13時30分)から始まるフリー走行で開幕する。
2024年F1第13戦ハンガリーGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:7月19日13時30分~14時30分(日本時間20時30分~21時30分)
フリー走行2回目:7月19日17時~18時(日本時間24時~25時)
フリー走行3回目:7月20日12時30分~13時30分(日本時間19時30分~20時30分)
予選:7月20日16時~17時(日本時間23時~24時)
決勝(70周):7月21日15時~(日本時間22時~)
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