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しっとりとした乗り心地に癒やされる「メルセデス・ベンツC200ローレウスエディション」【JAIA輸入車試乗会】

掲載 更新 7
しっとりとした乗り心地に癒やされる「メルセデス・ベンツC200ローレウスエディション」【JAIA輸入車試乗会】

レーダーセーフティーパッケージ等の装備も充実

昨今は多彩なモデル展開を行っているメルセデス・ベンツ。もっとも、様々な挑戦ができるのはブレない軸があってこそと言える。最上級のSクラス、中堅のEクラス、そしてコンパクトのCクラス。この3本柱のなかでもっとも身近であり、根強いファンに支え続けられてきたCクラスの最新モデルに改めて注目し、試乗した。

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190に始まるコンパクト・メルセデスの理念を受け継いだCクラスは、今日まで数多の進化を遂げ、様々な派生モデルを展開するなどして商品力を高めてきた。2014年に登場した現行型でいえば、一昨年にビッグマイナーチェンジを実施。内外装をブラッシュアップするとともに、スターターとジェネレーターを兼ねるモーターの“BSG”(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムを組み合わせて高効率化を図ったドライブトレインを採用。あわせてメルセデスにおけるADAS(先進運転支援システム)の“インテリジェントドライブ”を充実させるなど熟成を重ねている。そしてそのビッグマイナーチェンジモデルに、特別装備を施したのが、C200ローレウス・エディションである。

ローレウスとはダイムラーとリシュモン社が手を結んで2000年に立ち上げ、、スポーツの力を通しての社会貢献活動を行う財団だ。もともとアジリティ(敏捷性)をテーマにスポーティなキャラクターをアピールしてきた現行Cクラスだから、ローレウスの理念とも相性がよく、この特別仕様車が生まれたのも必然といっていいだろう。

標準型Cクラスからの変更点はというと、エクステリアでは専用フロントスポイラーおよびサイド&リアスカートで構成されるAMGスタイリングパッケージを装着。インテリアではQi規格のワイヤレス携帯充電ポートが与えられ、センターコンソールには専用のプラックも付く。加えて試乗車にはレーダーセーフティパッケージやスポーツプラスパッケージ、レザーエクスクルーシブパッケージなどのセットオプションが盛り込まれている。




久しぶりに乗るCクラス、ビッグマイナーチェンジを受けたとはいえさすがに古さが感じられるかと思いきや、走りっぷりに関してはまったく杞憂に終わった。
路面からの入力はダンピングの効いたサスペンションが上手くいなしてくれるため、EやSクラスを思い起こさせるようなしっとりとした乗り心地が味わえる。それは先のビッグマイナーチェンジでタイヤがランフラットからノーマルタイプに戻されたからだろう。あわせてBSGの効果も高く、電気モーターによるアシストがしっかり効き、C200が搭載する1.5Lという小排気量エンジンでも力不足を感じることはなかった。モーターのアシストは音や振動の低減にも役立っているから、上位車種に比肩する洗練性も加わっている。

そんな不断の努力で作り込まれているCクラスは、さらに充実度が増したことも報告しておきたい。というのはオプション設定だったレーダーセーフティーパッケージがCクラス全般に標準装備となることが先頃発表されたのだ。もちろん価格据置というわけではなく、従来のオプションパッケージ分の上乗せが行われたが、Cクラスを選ぶ人にあまねく安全装備が提供されるようになったのは歓迎すべきこと。たしかにモデル末期に差し掛かってはいるかもしれないが、最新Cクラスは通常ラインナップであれ特別仕様車であれ、メルセデスの見識がみっちりと詰まっている。




【Specification】メルセデス・ベンツC200 ローレウスエディション
■全長×全幅×全高=4705×1810×1430mm
■ホイールベース=2840mm
■車両重量=1600kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1496cc
■最高出力=184ps(135kW)/5800-6100rpm
■最大トルク=280Nm(28.6kg-m)/3000-4000rpm
■トランスミッション=9速AT
■サスペンション=前4リンク、後マルチリンク
■ブレーキ=前Vディスク、後ディスク
■タイヤサイズ=前225/45R18、後245/40R18
■車両本体価格(税込)=5,680,000円

【問い合わせ】
メルセデス・ベンツ日本 https://www.mercedes-benz.co.jp/

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みんなのコメント

7件
  • 日本の道路事情を考えるとジャストサイズな所がいい
    モデルチェンジで大きくならないことを祈る
  • Cクラスで唯一ベンチレーションが付けられる仕様
    充実の内容
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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