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VWが発表した2023年、上半期のBEV販売実績

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VWが発表した2023年、上半期のBEV販売実績

VWが発表した2023年、上半期のBEV販売実績

 VWは7月14日、今年上半期のBEV販売台数が32万1000台だった、と発表した。これは前年同期比48%増で、VWの新車販売に占めるBEV率は7.4%(前年同期は5.6%)だった。参考までに紹介しておくと、テスラは同時期の生産台数は約48万台。VWがテスラをキャッチアップするタイミングが気になってきた。

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 BEVの主力マーケットは欧州で、21万7100台を販売。いまは世界最大のBEVマーケットでもある中国での販売台数は6万2400台(VW製BEVの19%)と、欧州市場に次ぐ規模で、前年同期比で2%減。とはいえ、中国市場にはバッテリーから完成車まで手がけるBYDの躍進など、非常に厳しい競争環境になっている。それを考慮するとVWの販売力、商品力は高水準をキープしていると見ていいだろう。

 一方、バイデン政権の下、カリフォルニア州を中心にBEV化が進む米国では2万9800台(VW製BEVの9%)を販売。これは前年同期比76%増と急速な拡大を見せている。

 VWグループ各社のBEVの中で最量販モデルはVWのID.4/ID.5で、10万1200台を販売。これに続くのはID.3の4万9800台。VWがBEV用に立ち上げた専用ブランドの強さがわかる。

 グループ第3位はアウディQ4・e-tron(スポーツバックを含む)の4万8000台。日本では未発売のシュコダ・ブランドのエニャックiV(クーペを含む)が3万1300台を販売し、これに1万9500台のアウディQ8・e-tronが続く。  次期マカンをBEV専用にする方針を明らかにしているポルシェは、ブランド全体で1万8000台のBEVを販売した。

 現在、多くの欧州諸国はBEVなどの排出ガスゼロ車(ZEV)の購入に対して特典を設定している。たとえば、ドイツはBEV購入者に対して税金の控除措置を行っている。イタリアとフランスは税金の控除措置に加えて、購入時にインセンティブを設定。フランスの場合、4万5000€以下のBEVか燃料電池車(FCEV)を購入すると、6000€のボーナスがもらえる。

 EU委員会が打ち出した2035年の内燃機関車販売禁止に向けて、国を上げてバックアップしていることがわかる。欧州の様子を見ると、日本国内のBEV普及が本格するには、行政による支援策が不可欠だと思えてくる。

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みんなのコメント

11件
  • >BEV普及が本格するには、行政による支援策が不可欠だと思えてくる。
    普及させなければいけない必然が全く無い。
    BEVが普及していいことが何かあるか?
  • たまに国が何とかしろなんて
    特にあちらの国の人が言うけどさ、
    そのカネは何処から集めてんの?
    我々の税金だろ。

    それであの国は補助金の財源を使いまくって
    カネが尽きたんだろ、むしろ国は電気自動車に
    手を出すな。

    それにあちらの国の人、日本に国で助けろと
    わめき散らしても無駄だよ。
    何故なら昔に国鉄が何度も値上げをやって、
    でも採算が取れず、そしてJRに分裂した結末を
    知っているんだから。

    これは鉄道の話でも、国が甘やかすと
    こうなるというのは一緒だ。
    あなた方の国は、国でホイホイ助けるから
    代わりにあなた方の生活が苦しくなるの。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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