サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台に開催されたF1アメリカGP。超満員の観客が詰めかける中行なわれた決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。
アメリカGPは3日間を通して天候に恵まれ、決勝レースが行なわれた日曜日もテキサス州オースティンには清々しい青空が広がった。決勝レース前の現地14時のコンディションは気温29度、路面温度40度、湿度は45%だった。
【歴代記録】角田裕毅がF1アメリカGPでファステストラップ「1分38秒139」を記録! 日本人として3人目、中嶋悟、小林可夢偉に次ぐ快挙
アメリカGPは今季5度目のスプリント形式での開催となったため、決勝レース用の予選は金曜日に行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。フロントロウにランド・ノリス(マクラーレン)が並んだ。トラックリミット違反によって最速タイムを失ったフェルスタッペンは6番手からのスタートだった。
4台がピットレーンスタートを選んだため、16台がグリッドへ。ほとんどのドライバーがミディアムタイヤをスタートタイヤに選んだ。
56周の決勝レースの幕が開けると、ノリスが好スタート。ターン1までにルクレールを抜いてトップに立った。
抜かれた2番手ルクレール以下、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)というトップ6だった。
2番手以下が序盤の激しいポジション争いを繰り広げる中、ノリスがひとつ頭抜け出すことに成功した。
フェラーリ勢は思うようなレースペースを発揮できず、ノリスとルクレールのギャップは3秒以上に拡大。さらにハミルトンやフェルスタッペンに交わされてポジションを落とした。
10周を過ぎたところから2番手ハミルトンはペースアップ。14周目には首位ノリスとの差を2秒以内にまで縮めた。
一方でフェラーリ勢を交わした後にトップ2との差を縮められなかったフェルスタッペンは、上位勢では一番早い16周目終わりにピットイン。第2スティントもミディアムタイヤを選択した。
首位のノリスは17周目の終わりにピットイン。メルセデス勢は第1スティントを少し引っ張り、20周目終わりにハミルトンをピットに呼び込んだ。この2台はハードタイヤを選択した。フェルスタッペンはフレッシュなミディアムタイヤで飛ばしたことで、ピットアウトしたハミルトンの前に出ることに成功した。
23周目の終わりにルクレールがピットストップを行なったことで、全車が1回目のピットストップを終了。ノリスの首位は変わらず、1秒後方にフェルスタッペン、そこから7秒離れてハミルトンが走った。
26周目にはフェルスタッペンがノリスをロックオン。DRS圏内にまでギャップを縮めてプレッシャーをかけ、28周目のターン12でノリスのインを差してオーバーテイクを完了した。首位陥落となったノリスはフェルスタッペンに食い下がったものの、徐々にギャップは開いていった。
ノリスは34周目終わりに2回目のピットストップ。これにレッドブルも反応し翌周にフェルスタッペンをピットへ呼び込んだ。
フェルスタッペンはピットストップで若干のタイムロスがあったものの、ノリスの2秒前方でコースへ戻ることができた。この2台はハードタイヤを第3スティントに履いた。
ハミルトンが38周目終わりにピットインを行ない、フェルスタッペンは1ストップ戦略を選んだルクレールを抜いて再び首位に戻った。
ミディアムタイヤを履いたハミルトンはピットストップ後に猛チャージ。43周目のターン12でルクレールを交わすと、トップ2との差を縮め5周目にはノリスの後方に迫った。ノリスはサイド・バイ・サイドの激しいバトルで必死の抵抗を繰り広げるも、49周目のターン1でハミルトンの先行を許した。
ハミルトンはブレーキに問題を抱えるフェルスタッペンとのギャップを切り詰め、残り3周の時点でその差は3秒を切った。
トップ2は1.8秒差でファイナルラップへ突入したが、フェルスタッペンはそれ以上ハミルトンを近づけずトップチェッカー。F1キャリア50勝目を挙げた。
ハミルトンは力及ばず2位。2021年サウジアラビアGP以来の勝利とはならなかったものの、現最強のレッドブル&フェルスタッペンにプレッシャーをかけてみせた。
3位にはノリス。キャリア12回目の表彰台を獲得した。4位にサインツJr.が入り、ペレス、ルクレール、ラッセル、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)が続いた。
アルファタウリの角田裕毅は11番グリッドからスタートし、終始入賞を争う位置を走った。レース終盤にはアストンマーチンの2台に抜かれ、入賞圏外へと弾き出されたが、そのうちの1台であるフェルナンド・アロンソがマシントラブルでリタイアしたことで、10番手に復帰した。
後方その差は大きかったため、角田は残り2周というところでピットへ。ソフトタイヤに履き替え、10番手のままコースに復帰し、最終ラップに1分38秒139のファステストラップをマーク。1989年オーストラリアGPの中嶋悟、2012年中国GPの小林可夢偉に次ぐ日本人ドライバーとして3人目の快挙となった。
角田は10位入賞とファステストラップのボーナスポイントを含め、貴重な2点をチームに持ち帰った。
※レース終了後にハミルトンとルクレールがプランクの規定違反で失格となったため、以降の順位は繰り上がり。角田は8位となり、ファステストラップのボーナスポイントと合わせて5ポイントを獲得した。
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みんなのコメント
他の部分は経験によって得ることが出来ます。
しかしスピードだけは努力、経験で得ることは容易ではなく
生まれ持った才能によるものと感じます。
角田君の才能がどのくらいのレベルなのか
すごく興味があります。