燃費の良さや小回りの良さなどのさまざまな利点から、昨今では原付二 種が注目を集めています。2000年から2009年の間には、どのような車種が国内で販売されたのでしょうか。
まずひとつ目の車種は、ホンダが2002年から販売していた「エイプ100」です。当時すでに販売されていた50ccのエイプがベースになっており、直立型100cc空冷4ストロークOHC、単気筒のエンジンは最高出力7.0PSを誇ります。
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また、リアホイールやフレームなど足周りの強度を上げており、ダブルシートを採用しているためタンデムしやすいモデルでもあります。
「エイプ」という車名は英語の「Ape」、つまり「類人猿」に由来しています。ホンダの公式HPによると、「類人猿を人間に最も近い動物=あらゆる人にとって身近な存在と位置付け、気軽に乗れる身近なバイク」をイメージしてこの車名にしたといいます。
ボディカラーには、スタンダードカラータイプとしてラシカルホワイトをラインナップしていましたが、42パターンのカラーオーダープランによっ、て好きなカラーリングにオーダーすることも可能でした。
当時のメーカー希望小売価格は、スタンダードタイプが24万9000円、カラーオーダープランは26万4000円に設定されていました。
ふたつ目の車種は、2009年8月にヤマハが販売した「アクシストリートXC125E」です。「通勤快速コンパクト125」をコンセプトに、通勤通学などの街乗りでの利便性を重視して設計されたモデルです。
全幅は675mmとコンパクトで、シート高は735mmと足つきも良好に仕上がっており、混み合った道や市街地でも快適に走行できます。また、車両重量も110kgと軽量なため、コンパクトなボディと相まって、降車時の取り回しもストレスなく行えます。
単気筒124cc空冷4ストロークSOHC2バルブのエンジンを採用しており、環境性能や経済性はもちろん、始動性に優れています。「通勤快速」をコンセプトにしているだけあり、日常使いを想定した使いやすさは秀逸といえます。
ヘルメットボックスはA4ファイルが収納可能で、仕事や学校で使う書類等をさっとしまえるサイズです。加えて、インナーポケットには500mlのペットボトルを2本収納できるため、水分補給もスムーズに行えます。
ボディカラーは、ホワイトメタリック1、ライトグレーメタリックH、ブラックメタリックXの3種類を展開しており、発売時のメーカー希望小売価格は22万500円に設定されていました。
3つ目の車両は、通勤用スクーターとしてベストセラーである、「アドレスV100」の後継車であり、2005年2月にスズキが販売を開始した「アドレスV125」です。スリムな全幅635mm、シート高740mmに加え、車両重量は97kgと非常に軽く、乗車時も降車時も扱いやすい、ストレスの少ない車両といえます。
また、単気筒で124cc空冷4ストロークOHC(SOHC)エンジンを搭載しており、燃費は52.0km/Lとお財布にも優しい一台です。前述の「アクシストリートXC125E」同様に、すっきりとしたフロアボードは、左右どちらからでもスムーズに乗り降りができるため、スペースが小さい駐輪場での駐車時などに重宝します。裾の長いコートや、スカートを履いた状態でも乗り降りしやすいため、女性にも扱いやすいバイクといえるかもしれません。
ボディカラーは、初登場の2005年にはソリッドブラック、ソリッドホワイトスペシャル・・2、グラスコズミックダークブルーの3種類飲みでしたが、その後はソニックシルバーメタリック・・2やキャンディカプリブルーなどもラインナップしていました。また、発売当時のメーカー希望小売価格は、20万8950円に設定されており、現在は生産を終了しています。
最後の車種は、2002年11月にカワサキが発売した「KSR110」です。クラッチ操作なしでギアチェンジができる「自動遠心式クラッチ」を搭載しているほか、ミッションには「ボトムニュートラル式リターン」を採用しています。ギアチェンジは可能ながらも、小型AT限定免許で運転することができる独特なモデルです。
コンパクトなオフロードバイクといった様相ですが、オンロードタイヤとの組み合わせは、モタードバイクであることの証ともいえるかもしれません。アップライトなハンドルのセッティングや、流れるようなテール周りのラインは、ストリートにも映えるデザインです。
スポーティーなデザインやクラッチ操作不要な点など、さまざまな魅力を秘めた一台であり、通勤や通学などの街乗りからツーリングまで、様々なシーンで活躍するといえます。
発売当初は、ライムグリーンとエボニー(黒)の2種類のカラーを展開していましたが、その後は年代ごとに、ファイヤクラッカーレッドやオリエンタルブルーなど様々なカラーを販売していました。現在は絶版のため、気になった人は中古市場をチェックしてみると良いかもしれません。
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2000年代のバイクは、「アクシストリートXC125E」や「アドレスV125」など、軽量でシンプルなモデルはもちろん、街乗りを楽しめる「エイプ100」、オフロードテイストの「KSR110」など、さまざまなバイクが生産されていました。
通勤通学用としてはもちろんカスタムなど、趣味性に重きを置いても楽しみやすいところがミニバイクの魅力のひとつといえます。今回ピックアップした車両は、2021年12月現在生産終了していますが、中古市場では見つかる可能性があります。気になった人は、チェックしてみるのもひとつの選択肢です。
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