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絶版名車VFR750R(RC30)をホンダが自らレストア!〈リフレッシュプラン〉後編

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絶版名車VFR750R(RC30)をホンダが自らレストア!〈リフレッシュプラン〉後編

専門工場稼働&部品も再生産

2輪史に燦然と輝く名車「サンマル」こと、ホンダVFR750R(RC30)。登場から33年が経過し、完調の維持が危ぶまれる中、なんとホンダ自らが整備を行うプランを開始した。そのリフレッシュメニューの詳細と、再生産されるパーツ群について解説する。

絶版名車VFR750R(RC30)をホンダが自らレストア〈リフレッシュプラン〉前編

コンテンツアーカイブ:名車/旧車/絶版車

RC30リフレッシュプラン:基本メニュー+必要なプランを選んで再生!

RC30向けのリフレッシュプランは3段構成。まず「基本メニュー」は、プランに申し込んだ人全員が必ず受ける整備で、経年劣化で懸念される部品の交換などがメインとなる。続いて、エンジンや足まわりなど機能領域ごとに選択できる、任意の「プランメニュー」を用意。これを選んだ人のみ、より細やかな整備を行う「オプションメニュー」を追加できる。3メニューを組み合わせることで、車両の状態とオーナーの要望をふまえた最適な整備を実現するのだ。整備後は、6か月または1万kmの保証が付帯する。

―― 【実際の車両から決定した合理的な内容】メニューは、RC30ミーティングでの車両点検や、オーナーの意見などを踏まえて決定。センターで分解確認後、追加整備が必要な場合はオーナーに了承を得てから整備を開始する。

その1:基本メニュー【全車受診】60万3900円~

エンジン:排ガス点検|点火タイミング確認|スパークプラグ点検|タペット調整|エンジンオイル/フィルター交換|冷却水交換など
ブレーキ:(前後とも)ホース交換|ピストン/シール交換|FRマスターキット交換|ブレーキフルード交換
クラッチ:クラッチホース交換|マスターキット交換|スレーブシリンダー交換|ブレーキフルード交換
燃料・吸気・操作系:フューエルコック交換|フューエルホース交換|キャブ同調|エアクリーナーエレメント交換|スロットルケーブルA/B交換|チョークケーブル交換|スロットルパイプ交換|ハンドルグリップ交換
電装:コンタクトベース交換|ハイテンションコード交換|ヘッドライトバルブ交換|バッテリー充電



その2:プランメニュー【部位ごとに踏み込んで、重点的に整備&交換を行う】

状態を診断しつつ調子を整える基本メニューに対し、エンジン&車体を機能ごとにまとめて整備。キャブやサスなどの部位を選択でき、交換部品が多数ある。エンジンに関しては全項目のセット+αを施す「オーバーホール」も用意。

◆エンジン

A:キャブレター(21万4500円~)
●作業内容:分解洗浄|燃料/エアー通路清掃|各ジェット類交換/同調
●主な交換部品:ガスケット|Oリング|インシュレーター|バンド|フロート|エアカットバルブ|ジェットニードル|ニードルジェットホルダー|メインジェット|スロージェット
B:クラッチ(17万2700円~)
●作業内容:クラッチまわり部品交換/調整|オイルポンプスプロケット|チェーン交換
●主な交換部品:クラッチアウターCOMP、ニードルベアリング、クラッチフリクションディスク、クラッチプレート、クラッチリフターロッド、オイルポンプチェーン、オイルポンプドライブスプロケット
C:シリンダーヘッドバルブ(104万2800円~)
●作業内容:(キャブレタープランに加えて)シリンダーヘッド洗浄|動弁系分解|スタッドボルト/カムベアリング交換|バルブ/シート摺り合わせ
●主な交換部品:IN/EXバルブ|コッター|バルブスプリング|ステムシールカム両端ベアリング|EXパイプスタッドボルト|ナット|ブリーザージョイントシール|フィードパイプ
D:エンジンオーバーホール(197万4500円~)
●作業内容:(上記ACに加えて)エンジン降ろし|クランクケース分解/点検/洗浄/部品交換
●主な交換部品:ピストン|リングセット|ピストンピン|ピンクリップ|ウォーターパイプA|ウォーターホースA/D|ミッションカラー|ミッションベアリング|シフトフォークR/C/L|カウンターシャフトオイルシール


◆シャーシ&その他

A:サスペンション(13万900円~)
●作業内容:フロントフォーク分解洗浄|プロリンク分解洗浄点検|油脂類交換
●主な交換部品:〈フロント〉ガイドブッシュ|スライダーブッシュ|オイルシール|ダストシール 〈リヤ〉リンクまわりベアリング|カラー|ダストシール|ラベルB/C
B:電装(9万3500円~)
●作業内容:経年劣化が予想される部品の点検/交換
●主な交換部品:セルモーターターミナルブラシ|カーボンブラシスプリング|ウインカースイッチASSY|スターターキルスイッチASSY
C:フェアリング(209万7700円)
●作業内容:フェアリング交換|フューエルタンク再塗装|ホイール再塗装|ベアリング/シール交換
●主な交換部品:アッパー/アンダー/シートカウルASSY|スクリーン|インナーパネル|メータークッション|メインシート|シートバック|フロントフェンダー/ステー|タンクブリーザーチューブ


その3:オプションメニュー【重要パーツの交換を含め、可能な限り処置を施す】

プランメニューを選んだ人は「オプション」も追加可能。コンロッドやウォーターポンプなど今回の部品再販でキモとなるパーツの交換も含まれる。状況によってはワンオフでのパーツ製作も行い、可能な限り機能回復に務めてくれる。

●クランクシャフト/コンロッド交換 ●ウォーターポンプ交換 ●バルブガイド交換&内径仕上げ ●キャブレターバキュームピストン交換 ●フロントフォークボトムケース/フォークパイプ/フォークスプリング交換 ●リヤクッションオーバーホール(ピストンロッド/スプリング/バンプラバー/クッションOIL交換など) ●フロントブレーキディスク交換●リヤブレーキディスク交換 ●フロントブレーキマスターシリンダー/クラッチマスターシリンダー/リヤブレーキマスターシリンダー交換 ●ACGステーター交換 ●フレーム/スイングアームクリーニング ●マフラー板金修理 ●ウインカーボディ交換など

※本記事はニュースメディア配信用に一部抜粋・再編集されたものであり、全文詳細はオリジナルサイトに掲載されています。The post 絶版名車VFR750R(RC30)をホンダが自らレストア!〈リフレッシュプラン〉後編 first appeared on WEBヤングマシン|最新バイク情報.

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みんなのコメント

3件
  • メーカーの試みは素晴らしいと思うがRC30と同時にNRもやれよ、と思ってしまう。NRのオーナーは壊れたら直せないので乗れないって言っている。
  • 148万を軽く超えますね!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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