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新型アルティマRS 1200ps超え、公道走行できるスーパーカー ポルシェの6MT搭載

掲載 更新
新型アルティマRS 1200ps超え、公道走行できるスーパーカー ポルシェの6MT搭載

もくじ

ー 幅1.78mのリアウイング 9段階調整
ー 最速の公道走行可能マシンか
ー 100-0mphの制動力 「セナ」を凌ぐ
ー 納期は2年以上 キットなら22週間

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写真18枚 リアウイングは幅1.7m

英国レスターに本拠を置くスポーツカー・メーカーの「アルティマ」が、新型スーパーカー「RS」を発表した。同社の公道走行可能な最速モデルで、その最高出力は1200psを超えるという。

アルティマが2015年に発表した限定生産モデル「エボリューション」をベースに、このRSではさらにパフォーマンスを最大限に高めるため、多数の改変/改良がパワートレイン、ボディワーク、シャシーに施されている。

ゲルコート仕上げのボディワークは、機能性を重視してデザインされている。幅1780mmのリアウイングは、-2度から+14度まで9種類の異なる迎角に変更可能。前後に装着されたカーボンファイバー製スプリッタや、ホイールアーチに開けられたベントとともに機能し、高い空力性能とダウンフォース、そしてエンジンの冷却性能を発揮する。

また、キャビンの形状もわずかに変更され、前面投影面積が小さくなっている。

最速の公道走行可能マシンか

3種類から選択可能なパワートレインは、いずれもユーロ6に適合したシボレー製V8エンジンをベースとする。エントリー・レベルは最高出力487psのLT1エンジンで、0-60mph(約96.6km/h)加速3.3秒、最高速度は290km/hを超える。さらにパワフルなLT4エンジンは最高出力660psを発生し、最高速度は338km/hに達する。

フラッグシップのスーパーチャージャー付きLT5エンジンは、標準仕様で811psを発揮するが、これを最高1218psにまで高めることができるという。アルティマ社では、車重930kgのRSは「地球上の公道走行可能なすべてのハイパーカーよりも速く走れる可能性がある」と言っている。同社によれば、このエンジンを搭載するRSの0-60mph加速は2.3秒、最高速度は402km/hを超えるという。

ギアボックスはポルシェの6速マニュアルを使う。同社によれば、PDKは「アルティマの精神に合わない」とのことだ。

100-0mphの制動力 「セナ」を凌ぐ

専用にデザインされた19インチの軽量鍛造アロイホイールには、ミシュラン製パイロット・スポーツ・カップ2またはパイロット・スポーツ4Sタイヤを装着する。

ブレーキは322mmのAP製ベンチレーテッド・ディスクと4ピストン・キャリパーが標準だが、オプションで362mmのグルーブド・ディスクと6ピストン・キャリパーにアップグレードできる。このブレーキを装備したRSは、100mph(約161km/h)から3.3秒で停止できるという。われわれが昨年テストしたマクラーレン・セナより0.47秒も速い。

サスペンションのコイルスプリングとダンパーは、RS専用に開発されたもので、伸び側と縮み側、そして車高の調整が可能。フロントの最低地上高を制御できる油圧リフトキットもオプションで用意されている。これを装備すれば公道での実用性が高まるだろう。

納期は2年以上 キットなら22週間

車内には、粉体塗装を施したロールケージが溶接されている。レザー/アルカンターラのスポーツシートは、オプションで空気圧によるランパーサポートも装備可能。ナビゲーションやBluetoothを備えるアルパイン製インフォテインメント・システムもオプションで装備できる。アルティマRSのロゴ入り専用ラゲッジセットも付属する。

価格は正式発表されていないものの、アルティマの公式サイトには「一般的なBMW M3の新車価格と同程度」と記載されている。ということは、6万ポンド(約830万円)程度からということになりそうだ。

メーカーに連絡して見積もりを取ることができるが、同社では「完成車」の引き渡しまでに現在2年以上の期間を要するとしている。自分で組み立てるキットフォームなら、納期は22週間となっている。

アルティマRSの実車は、7月4~7日に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開される予定だ。

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