F1 70周年記念GPでは、フェラーリのシャルル・ルクレールが1ストップ作戦を見事に成功させて4位チェッカーを受け、チームから祝福される中、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは12位で静かにチェッカーを受けた。
11番グリッドから決勝レースをスタートしたベッテルは、1周目のターン1で姿勢を乱してハーフスピンを喫し、コースを外れて最後尾まで転落した。その後彼は挽回してみせたものの、入賞には届かなかった。
■「壁にぶち当たっているような感覚」Q2敗退のベッテルが苦しい胸の内を吐露
ベッテル曰く、チームは決勝朝に計画していた戦略とは異なる戦略を採ったようだ。ハードタイヤをわずか10周前後で交換し、そこからミディアムタイヤで20周前後走らせるという決定を下したチームに対し、ベッテルは疑問を呈している。彼はレース中にも無線で「レースを台無しにしているのは君たちだと分かっているはずだ」と話している。
チーム代表のマッティア・ビノットはフェラーリのマシンで苦戦するベッテルに同情的だが、一方で今回のレースに悪影響を与えたのはチームの判断よりもスタートでのスピンだと主張した。
「彼が信頼を失ったとは思わない」とビノットは語った。
「彼は予選で苦しんでいるし、ここ数レースはマシンに自信を持てていない。今回彼は縁石に乗ってスピンしてしまい、レースは難しいものとなった」
「正直なところ、戦略面で特に言うことはないだろう。数周早くピットに呼び寄せたことで(キミ)ライコネンの後ろに回らせてしまったが、我々は彼がタイムをロスすることなくポジションを取り戻せることは分かっていた」
「シャルルは挽回することができた。全体的にチームとして正しい選択だったし、セバスチャンを不利な状況に置いたとは思っていない。彼はすぐにキミからポジションを取り戻したし、(ダニール)クビアトをオーバーカットすることはできなかったが、(カルロス)サインツJr.をアンダーカットした」
「彼のレースはスタートの時点で妥協を強いられていたし、私はそこが鍵となったと思う。戦略のチョイスではなくてだ」
ベッテルは今季ここまで5レースを終えた段階で、最高位は6位で獲得ポイントはわずか10。ランキング13番手に留まっている。これはフル参戦初年度の2008年シーズンを除けば、最悪のシーズンスタートとなっている。
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