F1メキシコGPの表彰式は今年さらに特別に。優勝マシンも表彰台に登場！

　F1開催カレンダーに復帰して以来、メキシコGPの表彰式は他のグランプリと異なる形で表彰式が行われてきた。通常のグランプリならば表彰式はピットビルの近くで行われるが、ここメキシコでは、ピットから離れたスタジアムセクションに表彰台が設えられ、大観衆からの祝福を受ける。

　今年はこの表彰式が、さらに特別なモノになるようだ。表彰台の前に準備された昇降式のリフトにより、優勝マシンもドライバーたちと共に表彰台に上げられるというのだ。

　決勝レース終了後、トップ3のドライバーがインタビューを受けている際に、優勝マシンはコンクリートウォールの後ろに押して行かれ、リフトに乗せられる。その後の表彰式は通常通り始められ、表彰台の後ろから3位と2位のドライバーが登場する。しかしその後、F1のテーマ曲が演奏される中、優勝マシンとドライバーがリフトで表彰台に上がるという。

　この昇降式リフトは、ウイリアムズのマシンでテスト済み。その際にはドライバーではなくメカニックがマシンと共に表彰台に立った。

　同様の上昇式の表彰台システムは、インディアナポリスで行われたアメリカGPの際にも使われたことがあった。しかしこの際にはマシンと共にドライバーがリフトに乗ることはなく、マシンも地上と表彰台の中間地点までしか上げられなかった。