三菱自動車は10月9日、大幅改良を予告していたクロスオーバーSUV『アウトランダー』の新型モデルを発表。全国の系列販売会社を通じ、10月31日(木)より販売を開始すると明らかにした。
2025年春のヨーロッパ市場投入を皮切りに、オーストラリア、ニュージーランド、北米市場に順次展開されることが決まっている改良型アウトランダーのプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデル。その先陣を切る日本仕様が満を持してベールを脱いだ。
【動画】片山右京が『アウトランダーPHEV』の進化に驚く。サーキット走行で新旧モデルを乗り比べ
新型アウトランダーは引き続き2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジンとツインモーター4WD、そして床下に搭載されるリチウムイオンバッテリーを組み合わせるPHEVシステムを採用するが、この車載バッテリーが刷新され容量が従来比10パーセント増となる22.7kWhに。これによりEV航続距離が向上。Mグレードでは87kmから106kmに、その他のグレードは83kmから102kmへとそれぞれ約20km伸長している。
これと同時にPHEVシステムの最高出力が20パーセント高められ、電動車ならではのスムースで力強い加速が従来より持続するようになった。エンジンが始動する頻度が減ることで、より静かで気持ちの良いEVらしいドライブが可能になっている。
足回りではサスペンションの最適化や新開発タイヤの採用、四輪制御技術“S-AWC”制御の見直しなどが行われ、フラッグシップに恥じない、より上質で安定した乗り心地を実現した。
内外装についてはデザインが一部変更された。エクステリアはフロントアッパーグリルをスムースな造形にすることで質感を向上が図られたほか、リヤコンビネーションランプは“Tシェイプ”のテールランプが際立つスモークタイプに置き換えられた。この他にもアルミホイールの意匠変更、スキッドプレートのデザイン変更などがあり、ボディカラーにはムーンストーングレーメタリックが新たに追加されている。
インテリアでは、最上級仕様のセミアニリンレザーシートのデザインが変更されるとともに、シートやインストメントパネルなどに新色のブリックブラウンが採用された。スマートフォン連携ナビゲーションは、モニターサイズが従来の9インチから12.3インチに大型化。またコネクティッド機能の拡充、デジタルルームミラーやシートベンチレーション機能などが採用され利便性と快適性が向上している。
グレードは従来の“P”、“G”、“M”に新たに最上級グレードとして設定された“P Executive Package(Pエグゼクティブ・パッケージ)”が追加され計4グレード展開に。このPエグゼクティブ・パッケージには、ヤマハと三菱自動車が『アウトランダーPHEV』のために共同開発した専用オーディオシステム『Dynamic Sound Yamaha Ultimate』を標準装備する。さらに専用のセミアニリンレザーシートが採用されている。
同じく専用開発のDynamic Sound Yamaha Ultimateが装備されるP、G、Mグレードを含む新型『ミツビシ・アウトランダーPHEV』の車両価格は、526万3500~668万5800円(税込)となっている。グレード別の価格は以下のとおりだ。
■新型アウトランダーPHEV スペシャルサイト
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/special/index.html
■ミツビシ・アウトランダーPHEV 価格一覧
グレード定員エンジン駆動方式価格(税込)M 5名2.4L MIVEC DOHC16バルブ4気筒 ツインモーター4WD 526万3500円G 5名587万9500円7名597万0800円P 5名631万4000円7名640万5300円P Executive Package 5名659万4500円7名668万5800円
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みんなのコメント
バッテリー保障は、新車購入から8年または16万キロです。
大体7年7万キロでダメになるみたいです。
バッテリー容量13kWのアウトランダーで工賃が掛かっても100~103万円だそうです。
三菱グループで製造販売するって断言したのにね