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かつて人気だったのに… 2019年で生産終了となる車5選

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かつて人気だったのに… 2019年で生産終了となる車5選

■時代の先駆けとなった車種や、人気テレビ番組で注目を集めた車種も

 2019年も多くの新型モデルが登場しました。そんななか、かつて人気モデルとして君臨していたモデルが生産終了になることが多かった年でもあります。

不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選

 今回は、2019年に生産終了となるモデルを5台紹介します。

●トヨタ「マークX」

 トヨタ「マークX」は、かつての人気セダンであったマークIIの後継車として、2004年に初代が登場しました。

 名前の由来は英語で目標を意味する「マーク」と未知数を意味する「X」を組み合わせたもので、未知なる可能性に挑むという思いが込められています。

 ミニバンブームの影響から広い室内が求められていた時代に、あえてルーフを低くするなど「走りのスポーツセダン」として注目を浴びました。1968年に登場した初代「コロナマークII」から51年経った2019年12月をもって、マークXは2代で生産終了となります。

●トヨタ「エスティマ」

 エスティマは、卵のような丸みを帯びたフォルムが特徴の「天才タマゴ」というキャッチコピーで、1990年に初代が登場しました。

 世界的にも珍しいアンダーフロア型ミッドシップレイアウトを採用し、エンジンを75度横に寝かせ、前輪タイヤを運転席よりも前方に配置する構造をしています。

 これにより、ミッドシップでありながら室内空間を広くすることに成功して人気を博し、日本のミニバンを代表する1台となりました。

 それ以降も丸みを帯びたデザインは3代にわたり継続されましたが、同じトヨタのミニバン「アルファード」や「ヴェルファイア」に人気が移行したことなどによって、販売が低迷して生産終了となりました。

●フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」

 初代ビートルは、1938年より生産を開始し、第二次世界大戦後の1946年以降から量産化され、大衆車の代名詞として登場しました。

 特徴であるカブトムシそっくりの丸いフォルムなどが人気を博し、世界中から愛されるクルマとなりました。四輪自動車では、世界最多の累計生産台数を記録しています。

 2代目は「ニュービートル」、3代目は「ザ・ビートル」と名称の変更はあるものの、愛嬌のあるデザインは変わることなく採用されています。

 しかし、その後はモデルの古さや販売不振などの影響によって、後継の新型モデルもなく、約80年の歴史に幕を閉じることとなりました。

●日産 キューブ

 キューブは、スペース重視の「ハイトワゴン」の先駆けとして、1998年に初代が登場しました。

 日産「マーチ」をベースとし、全長3750mmに対して全高1625mmのスクエアタイプになり、車内空間の広さで人気となりました。

 2代目ではさらにボディが四角くなり、運転席から後方を確認しやすい「左右非対称リアウィンドウ」などが特徴的でした。

 最終モデルの3代目では、スクエアボディをキープしつつ、角に曲線を使うことにより優しい印象となっています。

 最近のコンパクトワゴンでは、トヨタ「ルーミー/タンク」の販売が好調なほか、コンパクトジャンルでは、日産「ノート」、トヨタ「アクア」、ひとつ上のクラスのコンパクトミニバンでは、トヨタ「シエンタ」、ホンダ「フリード」など似たようなジャンルで競合モデルが多く市場に出ています。

 そうしたなか、キューブは個性を上手く発揮できなかったことや、モデル自体が古くなったことなどが影響して、生産終了となったのかもしれません。

●三菱「パジェロ」

 パジェロは、メタルトップとキャンバストップの4ナンバー商用登録として、1982年に登場しました。

 翌年の1983年に、乗用車登録としてワゴンモデルが追加され、RVブームの波に乗り大きく販売台数を伸ばしました。当時、新設計されたラダーフレームとサスペンションは、「地球上のあらゆる道を走破できる」といわれ、世界中で人気を博します。

 パリ・ダカールラリーにも参戦し続け、多くの優勝を果たすなど、レースでも好成績を残したことも印象的です。

 3代目では、オフロードに強いといわれていたラダーフレームから、ラダーフレームとモノコックボディが一体となった「ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ」へと変更されています。

 最終モデルとなる4代目では、その走行性能と快適性から「オールラウンドSUV」として一定の評価を得ました。

 しかし、近年のSUVブームに乗ることはできず、続々と登場するライバル車に埋もれてしまった結果、37年続いた長い歴史に幕を閉じることになりました。

 なお、海外向けには生産が継続されます。

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