イモラ・サーキットで開催される今年のF1エミリア・ロマーニャGPでは、F1のレジェンドであるアイルトン・セナと、ローランド・ラッツェンバーガーの没後30年を記念して、主催者が祝賀と追悼の両方を盛り込むという。
両ドライバーが別々の事故で命を落とした1994年のサンマリノGPの週末は、このスポーツに長い影を落とした。3回目のグランプリウイークを迎えていた期待の新星ラッツェンバーガーは、予選中にフロントウイングが脱落し、ビルヌーブ・コーナーでバリアに衝突して亡くなった。翌日の5月1日、3度の世界チャンピオンであり、このスポーツ界で愛されたセナは、レース序盤をリードしていた際タンブレロのカーブでクラッシュし、負傷が原因で死亡した。
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その後、安全性を向上させるために両方のコーナーは改修された。しかし、1994年のイモラの悲劇はF1にとって重大な分岐点となり、スポーツは固有のリスクと対峙することを余儀なくされた。そして、サーキットの安全機能の向上と車両設計の規制の厳格化を中心に、抜本的改革が行われた。FIAはまた、マシンの開発に対する管理を強化し、速度を戻し、本来のパフォーマンスよりもドライバーの保護を重視した。
30年が経っても悲劇の影は今も色濃く残っており、サーキットを無言の追悼の声が取り巻いている。トサのヘアピンにはラッツェンバーガーの記念碑があり、トラックの向こう側のタンブレロには厳粛なセナの像が建っている。どちらの場所も、オーストリアとブラジルの国旗や死亡した英雄の肖像画で飾られ、彼らの遺産の力強い証として残っている。
イタリア自動車クラブ(ACI)は、今年のレースで両ドライバーの記憶に敬意を表するための、一連の取り組みを発表した。またエミリア・ロマーニャ州のステファノ・ボナッチーニ知事は「我々は地域として、F1がイモラに戻ってくることを強く望んでいた。F1は、エミリア・ロマーニャ州の非常に豊富なスポーツイベントカレンダーの中心的イベントだ」とコメントした。
「今年のグランプリは、アイルトン・セナのような愛されたチャンピオンの記憶と、洪水に見舞われたロマーニャでの再始動の強い兆しという、さらに深い意味がこめられた豊かなものになる」
昨年、この地域では豪雨のためグランプリが中止になった。エミリア・ロマーニャ州では人命が失われ、数千人が避難。イモラのピット施設は洪水で浸水し、グランプリの週末にサーキットは不安な静寂に包まれた。
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