フィアット600eの高性能バージョン
フィアットが7月に発表した新型EVクロスオーバー「600e」の高性能バージョンとして、アバルト仕様が2年以内に登場する可能性が高い。
【画像】次世代EVクロスオーバー、アバルト版も登場?【フィアット600eとアバルト500eを写真で見る】 全41枚
アバルト600e(仮称)とも呼ぶべきこのモデルは、ハッチバックの500eに続くアバルトの2番目のEVとなり、2020年に124スパイダーが販売終了して以来、初の新モデルラインとなる。
フィアットとアバルトのCEOであるオリヴィエ・フランソワ氏は、詳細については言及を避けたものの、アバルト600eの実現可能性については「合理的だ」と述べた。
500eにおけるフィアット版とアバルト版の登場時期のずれを考えると、600eの市場投入は2025年頃と予想される。アバルトでは、大幅なパワーアップをもたらすことは間違いない。
500eでは、より応答性の高いモーターを採用し、出力を35ps、トルクを1.5kg-m引き上げた(最高出力154ps、最大トルク23.9kg-m)。仮に、600eも同様の扱いを受けるとすれば、最高出力は約190ps、最大トルクも約27.5kg-mに向上するだろう。
クロスオーバーとはいえ、500eと同様にスポーティなドライビングモード「スコーピオン・トラック」の設定が予想され、0-100km/h加速タイムは7.0秒前後になると思われる。
バッテリーはフィアット600eと同じ54kWh(使用可能51kWh)のパックを採用し、出力向上を考えると、1回の充電での航続距離は400kmから320km程度に短くなる可能性が高い。
今後の注目点は、トラクションとパワーの向上のためにリアアクスルに2基目のモーターが追加されるかどうかだ。
アバルトと同じくステランティス傘下のジープは、昨年のパリ・モーターショーで、600eと関連性の高いアベンジャーのデュアルモーター仕様のコンセプトを披露しており、e-CMPプラットフォームが四輪駆動パワートレインにも容易に対応できることを示した。
アバルトの次期型EVについては、続報が入り次第お伝えしていきたい。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
アバルトの500eも見た目は悪くなかったし。ただ、500万もするくせにバッテリーの持ちが日産サクラ並みなのは許せない。軽のサクラは近場での買い物用のツールとして割り切れるからありだけど、アバルトと名乗るならやっぱりワインディングを景色を楽しみながら走りたいのに、充電スポットを探すドライブになりそう。