新しい電動アシスト・システム
text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
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メルセデス・ベンツの高性能車ブランド、AMGは、次世代モデルに搭載する、新しい電動アシスト・ターボチャージャーの詳細を明らかにした。
新しいシステムには、AMGのハイ・パフォーマンス・パワートレイン部門が、メルセデスのF1エンジン用に開発した技術を採用する。
2.0L 4気筒と4.0L V8エンジンの両方で、現在AMGが使用している排気ガスを利用してコンプレッサーを駆動するターボチャージャーを、置き換える予定となっている。
ギャレットモーションの協力を受けて、設計開発されている新しいターボチャージャーは、開発の最終段階にあるという。また、3.0L 6気筒を搭載する「AMG 53」モデルで使用されている、電動アシスト・エグゾースト・ガス・ターボチャージャーとは、異なる制御をすると言われている。
最大17万rpmまで作動が可能
新しいシステムは、吸気側のコンプレッサーホイールと、エグゾースト側のタービンホイールの間にある、ターボチャージャー・シャフトに組み込まれた、コンパクトな電気モーターを使用して、吸気を高める。
ターボラグの解消のために、排気ガスが流入する前に、48V電気システムを介して制御されるモーターが、コンプレッサーホイールを駆動。
メルセデスAMGは、その新しいターボチャージャーが最高で17万rpmまで対応し、はるかに高いエアフローを提供できると述べている。
新しいターボ、電気モーター、パワーエレクトロニクス・システムは、燃焼エンジンの冷却回路に接続される。
レスポンスを大幅に改善
近く退任するAMGの会長、トビアス・ムアースは「電動化の未来のための、わたし達の目標を明確にします」と述べている。
「モジュラーテクノロジーを戦略的に補完し、パフォーマンス要件に合わせて調整していますが、その一歩として、F1テクノロジーを公道に移した、電動ターボチャージャーに着手します」
「ターボチャージャー付きの燃焼エンジンを、これまで達成できなかったレベルにまで引き上げることができます」と説明する。
新システムの詳細な技術情報はまだ明らかにされていないが、メルセデスAMGは、新しい電動アシスト・エグゾースト・ガス・ターボは、「アイドリングを含む、すべてのエンジン回転数でのレスポンスを、大幅に改善します」と述べている。
さらに、「低速域でも高いトルクを生み出すだけでなく、スタンディング・スタートからの加速を最適化し、俊敏性を向上させます」と付け加えた。
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