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ウイリアムズF1代表、パット・フライ獲得の重要性を指摘「カルチャーの変化のなかで組織を整えてくれる人物」

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ウイリアムズF1代表、パット・フライ獲得の重要性を指摘「カルチャーの変化のなかで組織を整えてくれる人物」

 ウイリアムズF1のチーム代表を務めるジェームズ・ボウルズは、新チーフテクニカルオフィサーとしてウイリアムズに加入することが決まったパット・フライについて、彼は今のウイリアムズにとって必要な人物であり、彼が加入するという決断をしたことは、今のチームの価値を証明していると語った。

 ベルギーGPの金曜日、アルピーヌF1のチーム代表オットマー・サフナウアーとスポーティングディレクターのアラン・パーメイン、そしてチーフテクニカルオフィサーのフライが離脱することが発表された。フライに関しては、ウイリアムズに移籍することが同日に明らかにされた。

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 ボウルズとフライというふたりの経験豊かな人物がチームの新たな運命を導いていくことが決まったことは、ウイリアムズの将来にとって吉兆だろう。

 ボウルズは、ウイリアムズのカルチャーの変化を支えるには、効果的なリーダーシップが不可欠だと強調した。健全で協力的な環境があり、チームメンバーの貢献を適切に評価するチームであれば、才能あるスタッフをより多く採用するチャンスが高まると、彼は考えている。

「私は、快適なメルセデスを離れてウイリアムズに移籍した。そしてアルピーヌが好調な時期にパットが移籍する。このことについて、明確にしたい」とボウルズは、ベルギーGPの週末に語った。

「ウイリアムズに加わりたいと考えていたのはここ数週間のことではなく、もっと前からだった。いまやウイリアムズがカルチャーの変化を求めていることを、人々は理解するだろう」

「20年以上もこのスポーツに携わり、レースで勝利してきたベテランの上級スタッフふたりが、このチームに来ることを望んだのだ。なぜここに来ることに価値があるのかを人々は理解するはずだ」

 フライは、1980年代後半にF1のキャリアをスタート、マクラーレンとフェラーリで上級エンジニア職についた経験を持つ。ボウルズは、ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサーを選ぶうえで、フライが最有力候補だったと明かした。

「初めてパットと話をしたのは、実際には1月まで遡る。私が正式にウイリアムズの仕事を始める前のことだ」とボウルズは説明した。

「私が、ウイリアムズに入れることを強く望んでいた候補のひとりが彼だった」

「組織が、体制とシステムに適切に入り込んで仕事に取りかかってくれる人材を求めているとき、彼はその仕事を非常にうまくやることができる」

「(チーフテクニカルオフィサーには)さまざまなタイプがある。0.01秒を見つけ出すのが得意な人間もいれば、構造とシステムを整えるのが得意な人間もいる。彼はどちらかというと後者だ」

「当然のことながら、彼にはアルピーヌでキャリアを続けたいという考えもあっただろう。だが、4月には、私がなぜウイリアムズに加入したのかというビジョンを理解し賛同してくれた。そしてここにきてくれることになったのだ」

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