日本でも乗りたい注目の8台
今年も早いもので、12月を迎えようとしている。おせち料理や仕事納めなど、年末年始に向けた準備を進めている人も多いだろう。一方、クルマ好きにとって気になるのは「来年はどんなクルマが出るのだろうか」ということだ。
【画像】日本でも売れそうな最新モデル【トヨタC-HR、ミニ・クーパー、ゼンヴォ、クプラを写真で見る】 全59枚
2024年も数多くの新型車が発売される。ちょっと意地悪な視点だが、今回はあえて日本未導入のニューモデルをいくつか紹介したい。基本的に海外専売で、本稿執筆時点で日本導入情報が確認されていないものを取り上げる。風向きが変われば、国内で目にすることもあるかもしれない。
海外ではどんなクルマがデビューを迎えるのか。日本に導入してほしいモデルがあれば、コメント欄で教えてください。
トヨタC-HR
シャープなエッジと、スポーティなルーフラインを持つ新型C-HR。欧州でもヒットした人気クロスオーバーの第2世代だ。先代の特徴を引き継ぎつつ、全体的に刷新されている。
欧州では、最高出力140psまたは200psの2種類のハイブリッドを搭載し、それぞれ23km/l以上の燃費を実現する。また、PHEV(プラグインハイブリッド)も初めて導入している点も見逃せない。
残念ながら、現時点では海外専売とされている。先代C-HRの生産は今年7月に終了し、同じようなキャラクターを持つトヨタのクロスオーバー車は日本には入ってきていない。参考までに、英国価格は3万1290ポンド(約580万円)から。
アルファ・ロメオの小型クロスオーバー
イタリアの自動車メーカーであるアルファ・ロメオが、2024年にデビューさせると言われている次世代のクロスオーバー車。同社初の量産EV(電気自動車)でもあり、サイズとしては2018年に廃止されたミト以来の最小モデルとなる。
公式発表はまだ行われていないが、リーク画像により、その姿が明らかになった。「コーダ・トロンカ」と呼ばれるリアエンドなど、新しいデザイン要素を採用する予定だ。
ステランティス傘下のフィアット600eやジープ・アベンジャーの兄弟車で、マイルドハイブリッド版やガソリンエンジン版も登場すると予想されている。このサイズ感とパワートレインを考えると、日本にもぴったりフィットしそうな印象はある。今後の発表に期待したい。
ミニ・クーパー
日本でも親しまれているミニ・クーパーが生まれ変わった。本稿執筆時点では日本での発売予定は確認されていないが、可能性は十分に高い。
一目でミニとわかるデザインだが、細部は大きく変わっている。全体的にシンプルな造形で、クロームメッキのパーツの使用を避け、「ミニらしさ」と生産の効率性、環境負荷の低減などを追求した。インテリアは、ミニの生みの親であるアレック・イシゴニス氏が設計した初代モデルのレイアウトを模倣したという。
画像のクーパーはEV版のクーパー・エレクトリックで、最高出力183psの電気モーターと40.7kWh容量のバッテリーを搭載し、1回の充電での航続距離は305kmと謳われている。英国価格は3万1495ポンド(約580万円)からだが、価格を抑えたガソリンエンジン版も登場する予定だ。日本導入の報せが待ち遠しい。
ミニ・カントリーマン
もう1台、ミニを紹介する。こちらはカントリーマンと呼ばれ、日本では「クロスオーバー」という名で販売されているモデルの最新型となる。ミニの中では最も大きいSUVタイプのモデルだが、新型では今まで以上にサイズアップした。
欧州仕様のカントリーマンのボディサイズは全長4433mm、全幅1843mm、全高1656mm、ホイールベース2692mm。これは、マツダCX-5や日産エクストレイル、レクサスNXなどと近いサイズ感だ。実際、新型BMW X1とは同じプラットフォームを共有する兄弟車の関係にある。
また、カントリーマンとしては初めて、航続距離449kmのEV版も追加された。さらに、ミニとしては初となるレベル2の運転支援システムを搭載しており、60km/hまでの速度でハンズオフ運転が可能となる。
ガソリン版の英国価格は2万9025ポンド(約535万円)から、EV版は4万2025ポンド(約775万円)から。最高出力300psの2.0L 4気筒ターボを搭載するジョン・クーパー・ワークス(JCW)も用意されているというから、ミニはこれからもいろいろな意味で成長していきそうだ。
ボルボEX90
スウェーデンのボルボから、大型の電動SUVが登場した。新型EX90は、安全性と快適性に重点を置いたEVで、111kWh容量のバッテリーを搭載し、航続距離は最長585kmとされる。
ボルボのEVとしては最大級のモデルだが、一方で最小モデルのEX30が日本で発売されており、EX90も導入の可能性は低くないだろう。欧州では注目が殺到して受注を一時停止するなど、注目度は非常に高い1台だ。
高度な運転支援システムやLiDAR技術も搭載しており、最終的には一定条件下で「監視なしの自動運転」を可能にする計画だ。
クプラ・タバスカン
「情熱の国」と言われるスペインに、クプラ(Cupra)という自動車メーカーがある。あのフォルクスワーゲン・グループの一員で、スポーツ志向の強い高性能モデルを展開しているのだが、今回初めて電動SUVを発売することになった。その名もタバスカン。
見慣れないクルマだが、新型タバスカンはフォルクスワーゲンのMEBプラットフォームを使用しており、日本でも販売されるフォルクスワーゲンID.4やアウディQ4 eトロンと密接な関係にある。
先述の通り、スポーティなキャラクターを前面に押し出したデザインと、最高出力320psの強力なツインモーターを積んでいる。0-100km/h加速は5.6秒とされ、性能は十分。随所にコッパー(銅)のアクセントカラーを用いたユニークな内外装も目を引く。
出力を抑えた後輪駆動モデルもあり、1回の充電での航続距離は最長547kmとされている。
スコダ・スパーブ
スパーブは、チェコの自動車メーカー、スコダ(Skoda)が販売する上級モデル。実用性に重点を置いた堅実な設計で、上質だが高級すぎないスタイリングも好感が持てる。悪く言えば地味だが、「こういうのがいいんだよ」という意見も多いのではないだろうか(筆者然り)。
フォルクスワーゲンの新型パサートとは兄弟車の関係にあり、基本構造や多くの部品を共有している。パサートがヴァリアント(ステーションワゴン)のみの設定となるのに対し、スパーブでは引き続きセダンとステーションワゴンの2種類のボディが用意される。このあたりの設定も、欧州ではウケそうだ。
パワートレインとしては、ガソリン、ディーゼル、PHEVと各種取り揃えている。ボディも含めた選択肢の幅の広さは、そのままユーザー層の幅広さに繋がるだろう。
ゼンヴォ・オーロラ
デンマークにゼンヴォ(Zenvo)という自動車メーカーがある。2004年設立と歴史の浅いブランドだが、独自の技術を投入した少量生産ハイパーカーで着実に認知度を高めつつある。例えば、2018年に登場したTSR-Sというモデルは、ステアリングホイールの操作に合わせてリアウィングが左右に傾き、コーナリング時のダウンフォースを高めるというユニークなアイデアを特徴としている。
そして、新たに投入する次世代のハイパーカーが、6.6L V12クワッドターボと3基の電気モーターを搭載し、合計出力1850psを誇るオーロラだ。レーシーな「アジル(Agil)」と上品な「トゥール(Tur)」という2つの仕様が用意され、いずれも50台ずつの限定生産となる。
英国価格は約300万ポンド(約5億5000万円)からと大変高価だが、カスタマイズ・オプションも多く用意され、オーナーの好みに合わせた「自分だけの1台」に仕上げることができるらしい。
日本ではまだまだ知られていないゼンヴォだが、ブガッティやケーニグセグと肩を並べる日もそう遠くないのかもしれない。
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