コロナ禍の移動手段、「自家用車」が93.9%と最多に
コロナ禍で高まる車需要。感染対策も兼ねた移動手段として、今まで以上に使用頻度が増え、中には、クルマ旅に出かける機会が多くなったというカーユーザーも少なくないだろう。
マイカーの売却検討理由、60歳以上の「免許返納」はわずか4%、20~30代は「カーリースへの移行」が増加
そんな「クルマ旅」に関する意識調査がこのほど、株式会社SUBARUにより、20代~60代の男女を対象にして実施された。
コロナ禍の移動手段は「自家用車」(93.9%)が最も多い
コロナ禍における移動手段として、第1位は「自家用車」ついで「徒歩」と、電車やタクシー、バスなどと比較し多い結果となった。不特定多数の人が使用する公共交通機関と比べ、プライベートな空間を保つことができる「自家用車」の利用意向が増えていることがわかる。
おでかけ・旅行シーンにおいても約3人に1人が、コロナ前に比べて「車での移動が増えた」と回答した。また、その理由として「人との接触が少なく安全だから」と答えた人が81.5%と最も多く、感染対策を考慮した回答が見受けられる結果となった。
コロナ対策がしっかりと行われていたら家族とおでかけや旅行をしたい人は約8割(83.3%)
コロナ禍においても、感染対策がしっかりとされていれば、家族とおでかけや旅行をしたいと回答した人は約8割と過半数を超え、生活者の旅行ニーズが伺える結果となった。
また、行き先を検討する際に考慮すること第1位は「不特定多数が集まる場所ではない」(54.5%)、第2位は「ソーシャルディスタンスが保たれる」(48.4%)、第3位は「消毒などのコロナ対策が徹底されている」(47.3%)と、コロナ対策に重きをおいた回答が、距離や予算などより上位を占めた。
車を使った旅行で今までに訪れた行先TOP3は「温泉」「テーマパーク」「水族館」
車を使ったおでかけや旅行の形態として「県またぎ×宿泊」が45%と最も高く、離れた場所でゆっくりと過ごしたいと考える意向がうかがえた。
今までに車を使ったおでかけや旅行で行ったことがある行き先として「温泉」や「テーマパーク」「水族館」など従来から人気の高い行き先がランクインしていたのに対し、コロナ禍において今後“クルマ旅”でしてみたいこととして”ドライブスルー・ツーリズム“や“キャンプ”などの意見があがり、自然意向や行き先に縛られない自由な新しい形の旅の需要が高まっていることがわかった。
その他、今後“クルマ旅”でしてみたいこととして下記のような回答があった。ドライブと掛け合わせた愉しみ方、ドライブそのものを愉しむといったドライブのレジャー化がみられ、ドライブの価値が見直されてきていることもわかった。
■ドライブスルー・ツーリズム
ドライブをしながら愉しめることや車内鑑賞ができるドライブスルー・ツーリズムの需要が高まっていた。
・車に乗ってサファリパークを愉しむ(回答数:28)
・ドライブインシアター、車内で映画鑑賞(回答数:14)
・ドライブスルーのお店を巡って車の中でグルメ旅を愉しむ(回答数:11)
・海岸沿いをドライブしたい(回答数:11)
・ドライブで道の駅めぐり(回答数:8)
・車内から花火大会を見る(回答数:6)
・車の中で桜を見たい(回答数:6)
・車の中から星空観察(回答数:4)
■温泉旅行、旅館ステイ
ドライブで温泉に行きゆっくりと過ごしたいと考える人が多く、他人と接触しない貸し切り風呂や露天風呂付宿を希望する人も多くいた。
・温泉地に行きたい、温泉に行ってゆっくり過ごしたい(回答数:106)
・部屋付き露天風呂のある部屋や離れの部屋貸切温泉で、他人と接触せずに愉しみたい(回答数:10)
・旅館やホテルにこもってゆっくりしたい(回答数:7)
・人里離れた、自然豊かな温泉地に行きたい(回答数:4)
■自然、アウトドア
密を避けた外での体験や、ドライブで自然が豊かなところに行ってリフレッシュしたいといった意向がうかがえた。
・キャンプ/グランピング(回答数:63)
・綺麗な景色や自然を愉しみたい(回答数:31)
・山登り/ハイキング(回答数:16)
・人里離れた土地で天体観測や星空観賞(回答数:9)
・海を見に行きたい(回答数:5)
■その他
行き先を決めずに気ままにドライブをしたいなど、形にとらわれない新たな旅も見受けられた。
・とにかく家から遠くに行きたい
・行き先を決めずにいろんなところに立ち寄りながら遠出したい
・あてのないドライブ
・珍しいものを子供にみせたい
【専門家コメント】
上記調査結果を踏まえ、クルマ旅が伸びてきている背景や多様化に関する見解、よりクルマ旅を愉しむコツについて、観光学を専門とする東洋大学 国際観光学部国際観光学科教授・古屋秀樹氏と、キャンプやアウトドアに精通した、株式会社ソトレシピ/株式会社シーザスターズCEO・千秋広太郎氏に話を聞いた。
古屋秀樹氏
コロナ禍で制約の多い日常生活の中で、人々は少しでも気分転換やリフレッシュを試みており、Gotoトラベルキャンペーンの盛り上がりから「旅」がその受け皿になっているとも考えられます。
旅行形態もどんどん多様化してきています。3密回避だけでなく、「団体旅行」から「個人旅行」へ、「モノ・コト消費」から「トキ消費」「エモ消費」へのニーズの変化が指摘されています。
さらに、SNSを利用して流行をトレースしたり、他の人と異なる情報を発信して自己表現・実現を行えるという出力部分での変化も、個人の嗜好を多様化させる要因として考えられます。
いつでもどこでも自由に移動できる自家用車は、観光旅行の移動手段として、元々ニーズは高いのですが、感染リスク回避、他人への配慮といった側面もあり、自然観光地やキャンプ場への目的地の変更、身近な人とだけ行く、というクルマ旅がより一層志向されています。
千秋広太郎氏
昨今「キャンプ」は3密を避けるレジャーとして注目を浴び、従来のファミリーキャンプのイメージから、ソロキャンプ、女子キャンプなど新たなスタイルまで広がりを見せ、自然の中で衣食住を楽しむ体験が多くの人々の人生の喜びとなっています。
ソトレシピ総研が実施した調査によると、2020年にキャンプを始めた方は約3割(n=400)にも及び、「キャンプを始めた」もしくは「キャンプに行く頻度が増えた」理由を聞くと、「公共交通機関を使わず自動車で移動する旅だから」という回答が多く、クルマ旅とキャンプの良い相性がブームの一因となったと考えています。
実際に、週末はどこも予約がいっぱいで、事前予約を受けていないキャンプ場は、土曜日の朝7時にはクルマの大行列ができるという光景もありました。キャンプでは、クルマは必須アイテムです。たくさんの道具を積載できる「収納性」と、早起きによる居眠り対策などの「安全性」の2つを揃えた車選びが重要です。2021年は、さらにアウトドアスタイルが多様化しそうです。
キャンプ場を目的地とするだけでなく、行きでは近くの道の駅で地元の食材を調達して美味しい「キャンプ飯」を楽しみ、帰りは地元の温泉やサウナを楽しんでから帰宅する、という旅の道中も含めて楽しむ「旅キャンプ」のスタイルは車で行く利点を生かした旅としてオススメです。2021年も、まだまだ熱が冷めやらぬキャンプシーンにご注目ください。
※SUBARU レヴォーグ調べ
<調査概要>
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年2月実施
調査対象:全国の20~60代男女 800名
出典元:株式会社SUBARU
構成/こじへい
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