TOYOTA GAZOO Racing(TGR)はハースF1と車両開発および人材交流において協力関係を結ぶことで、F1への関与をさらに一歩進める。約1年前に、WECのTGRドライバーを務める平川亮が、マクラーレンF1の2024年リザーブドライバーに就任するという発表があったが、その契約と比べて、今回のハースとの提携ははるかに大きな規模になる。
2023年9月に平川とのリザーブドライバー契約を明らかにした際に、マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、トヨタとの提携の範囲を拡大する可能性を示唆していた。
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「パフォーマンスへの取り組み方やドライバー育成への取り組み方について、情報交換をすることにも関心がある。つまり、視野を少し広げたいと考えている」とステラは昨年9月にコメントした。
しかしその後、マクラーレンとトヨタの間では、平川が旧型F1マシンで数日テストを行った以外のことは、ほとんど何も起きていないようだ。その理由は、マクラーレンにとっては、外部メーカーに頼って、新パーツの製造スピードを上げたり、外部の技術の一部を得る必要がなかったからだと思われる。
平川をリザーブドライバーのひとりに加えるという発表を行う少し前に、マクラーレンの英ウォーキング本社では新しい風洞が稼働し始めた。それまでマクラーレンは、ドイツのケルンにあるトヨタの風洞を使用していたが、自社で作業を行えるようになった。
マクラーレンはF1で最大規模のチームのひとつであり、優れた技術力と製造能力を備えている。自社に新しい風洞と最先端のシミュレーターを持ち、CFDにおける高い能力もある。技術面において、外部から得なければならないものがないチームなのだ。
そのため、トヨタがF1への関与をさらに深め、最新のF1情報へのアクセスを拡大することを望むなら、マクラーレンよりも小規模なパートナーを選ぶことが理にかなっていた。ハースはまさに理想的な提携相手だったといえるだろう。そして、ハースにとってもTGRとの契約は大きなメリットになる。
マシンの設計、テスト、開発などに関して、ハースほど外部のサプライヤーに依存しているF1チームは他にない。ハースは、フェラーリおよびダラーラとの大規模な協力関係に基づく、独自の哲学によって創設された。そういった体制により、オーナーのジーン・ハースは、チームの組織を最小限に抑え、直接のライバルたちが使用する予算のほんの一部でグランプリを戦うことが可能になった。
しかし、F1最小規模のチームであるハースは、TGRとのパートナーシップにより、今後運営方法が変化するかもしれず、それによって、アルピーヌ、ウイリアムズ、RBと肩を並べる存在になる可能性がある。ハースにとってTGRとの提携が大きなプラスになることは間違いないだろう。
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