11月23~24日に富士スピードウェイで開催されるスーパーGTとDTMドイツ・ツーリングカー選手権の特別交流戦。この歴史的な1戦にBMW陣営のひとりとして挑む小林可夢偉が参戦の経緯を明かした。きっかけはBMW側からのアプローチ、そしてトヨタのF1チームを運営していたTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)時代からの交友関係だったという。
共通規定『Class1(クラス1)』を採用するスーパーGT GT500クラスとDTMマシンが、富士で激突する『スーパーGT×DTM特別交流戦』。スーパーGT側からはシリーズを戦う15台全車、DTM側からは4台のアウディRS5 DTM、3台のBMW M4 DTMが参戦する。
小林可夢偉、BMW陣営からスーパーGT×DTM交流戦に参戦。「BMW M4 DTMで最大限の結果を出したい」
そんな特別交流戦に、可夢偉はBMW陣営のひとりとして参戦。すでに発表されているアレックス・ザナルディ、今後発表される3人目のドライバーとともに、M4 DTMをドライブする。
可夢偉にBMW陣営の一員として参戦することになった経緯を聞くと「レクサスに枠がないのでBMWから出る。というのは嘘で……」と冗談を交えながら次のように語った。
「もともと、イェンス(マルカルト/BMWモータースポーツ代表)はTMGでチームマネージャーをやっていて、それで仲がいいんです」
「今回の交流戦で、なぜ向こうが僕を選んでくれたのかは分からないですけど、『BMWに乗らないか』という話をいただきました」
「僕はトヨタのドライバーですから、まずトヨタに確認しないといけません。断られると思ったのですが、(トヨタに)状況を説明して聞いてみたら『OK』と言われて、出ることになりました」
可夢偉は特別交流戦までに実車をドライブする機会はないというが、レースでBMW M4 DTMをどう操るのか。そして自身も1年間参戦していたGT500を相手に、どんな戦いを繰り広げるのか。特別交流戦で注目したい新たなトピックスであることは間違いない。
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