フェラーリは、1月にWEC(世界耐久選手権)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が発表した新しいプロトタイプカテゴリーである”LMDh”について、ポジティブな評価を下しているようだ。しかし、エントリーには条件をつけている。
フェラーリのGTレーシング部門を率いるアントネッロ・コレッタは、IMSAの次世代トップクラスのマシンが、2021-22年シーズンからWECにも参戦できるようになるLMDhの規定は、フェラーリにとって素晴らしいチャンスになりうると話した。
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彼はWECのLMH規定に関して、コストの削減可能かつ同じクルマでIMSAを戦うことができれば、「フェラーリにとって完璧だ」と話していた。
もしフェラーリがプロトタイプのスポーツカーレースに参戦した場合、1994年に初登場し、2001年まで世界中で使われたフェラーリ333SP以来となる。
しかしコレッタは、現時点でLMDhの計画概要がLMP2車両をベースとして開発するとされている点は、フェラーリにとって都合が悪いと述べた。
「我々は”フェラーリのシャシー”が使えるようになることを望んでいる。それが必要なんだ」
「ロードカーと直接の繋がりがあることが重要だ。そうでなければ、フェラーリとは言えない」
一方で、フェラーリのエンジンを搭載したLMDhマシンは、フェラーリのカスタマーやコレクターにとって格別な魅力を持っていると、コレッタは認めた。
3月に開催されるWECとIMSAのダブルヘッダー、”スーパーセブリング”でLMDhの規則の詳細が発表される予定となっている。
「IMSAとACO(フランス西部自動車クラブ/WEC主催者)の、全てのパートナーと話し合い、議論を行なっている」と、コレッタは話した。
「現時点では、それについてあまり話さない方がいいだろう。最終的な規則が定められるセブリングを待ちたい」
コレッタによれば、仮に独自でシャシーを製造することができた場合、LMDhの車両はLMH車両よりもはるかにコストを節約できるという。
彼は、フェラーリが独自のシャシーとエンジンを使用できるなら、既存LMP2のランニングギアを使用してマシン開発をすることに問題はないと示唆。WECでのLMDhプログラムは、現在LM-GTE Proクラスに参戦しているAFコルセのファクトリーチームと同程度のコストになると考えているようだ。
「ブレーキやハイブリッドシステム、サスペンションなど、LMDh車両が同じパーツを使えば、コストは低くなる」
「予算があれば、新しいカテゴリーで戦うことができると思う」
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