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王者トヨタ、完勝のワンツーフィニッシュ。ハイパーカーのライバル蹴散らす|WEC開幕戦セブリング1000マイル

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王者トヨタ、完勝のワンツーフィニッシュ。ハイパーカーのライバル蹴散らす|WEC開幕戦セブリング1000マイル

 FIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦セブリング1000マイルの決勝レースが行なわれ、トヨタの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が優勝。僚友8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)も2位となった。

 トヨタは、フェラーリやキャデラック、ポルシェといった新たなライバルたちを退け、見事にWEC”新時代”最初のレースで完勝を収めた形だ。

■トヨタ、WECハイパーカー新時代初のポールは逃すも決勝に自信アリ。小林可夢偉「準備はしっかり整っている」

 予選では、新型車両499Pでハイパーカークラスに参戦してきたフェラーリの50号車がポールポジションを獲得。8号車が2番手、7号車が3番手に続いた。

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 現地時間12時に1000マイル(268周)、または8時間で争われるレースがスタート。ホールショットを決めた50号車が序盤をリードしたが、レース開始から10分を前に出動したセーフティカー(SC)中にピットストップしたことが裏目に出てしまい、順位を落とした。

 これでトヨタの2台がレースの主導権を握ることに。他ハイパーカークラスの車両よりもペースに優れ、優勝争いは完全に2台の一騎打ちとなった。フルコースイエロー(FCY)などもあって、何度か2台の差が縮まった瞬間があったが、4時間経過を前にコース上で小林がハートレーをパスし、7号車が首位に立った。

 他のハイパーカーがトラブルやペナルティを受ける中、王者トヨタは盤石な戦いぶりを披露。7号車が8号車よりも2秒先にチェッカーを受け、ワンツーフィニッシュでシーズン最初のレースを制した。

 3位はフェラーリやポルシェ、キャデラックが争ったが、フェラーリ50号車が表彰台を確保。序盤のピットストップで遅れた上、2度のペナルティもあってトヨタへの挑戦権を失った。SC中にGTEマシンをオーバーテイクしたとしてドライブスルー、FCYの手順が正しくなかったとして5秒のタイム加算ペナルティを受けている。

 2号車キャデラックVシリーズ.Rは4位。一時は3番手を走っていたが、FCY中に違反があったとしてこちらもドライブスルーペナルティを受けている。

 ペースが苦しかったポルシェは5号車、6号車がそれぞれ5位、6位。5号車はFCY中の違反でドライブスルー、6号車はピットでなかなか発進できず、システムをリセットするシーンが見られた。

 LMP2クラスより先にフィニッシュできたのは、この6位まで。フェラーリ51号車はGTE車両と接触、ペナルティもあって総合15位と後方に沈んだ。

 散々のレースとなったのは、プジョーの2台。94号車はギヤボックストラブルを抱え、スタート直前にピットに飛び込んだ他、チームメイトの93号車も同様にギヤがスタックするという症状に見舞われた。94号車はエナジーストアにもトラブルが起き、長い時間をピットで過ごした。

 また、93号車はFCY導入で減速した4号車ヴァンウォール・バンダーベル680に追突するというクラッシュも引き起こしている。

 結果としてヴァンウォール4号車が総合30位、プジョーは93号車が31位、94号車が32位に終わっている。

 グリッケンハウス708号車は、電気系トラブルに見舞われてコース上でストップ。レースを再開することはできず、62周を走ったところでレースを終えた。

 LMP2クラスは、戦略の違いで最後の数分まで結果が分からない展開となったが、レース前半をリードしたユナイテッド・オートスポーツ23号車がマシントラブルでリタイアした後に首位に躍り出た48号車JOTAがクラス優勝を飾った。

 LM-GTE Amクラスは、コルベット・レーシング33号車が優勝。木村武史も良い走りを見せたケッセル・レーシング57号車フェラーリがクラス2位となっている。星野敏と藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーチンは、クラス10番手でレースを終えた。

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みんなのコメント

4件
  • 耐久レースの経験値差。
    それ以外の何物でもない。
  • フェラーリの初戦3位は敢闘賞
    事前はドタバタだったのにお見事
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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