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『小野木里奈の○○○○○日和』 荒れた路面の小旋回もスタンドリーンアウトで難なくクリア!

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『小野木里奈の○○○○○日和』 荒れた路面の小旋回もスタンドリーンアウトで難なくクリア!

 皆さん、こんにちは!小野木里奈です。さて、ヤマハさん主催の『YRA(ヤマハ・ライディング・アカデミー)大人のバイクレッスン』のレポートも、いよいよ後半戦へ! 今の時期、雪が降るくらいの寒い日が続いており、バイクに乗ることがなかなか厳しくはありますが、暖かくなってバイクに乗る日が多くなる前に、是非テクニックのお勉強としてもオフロードレッスンを参考にしてみてください!

 レッスンの目標の一つはリーンアウトでしたが、次はこのリーンアウトをシートに座らず立ち上がった姿勢(スタンドリーンアウト)で練習もしていきます。スタンドリーンアウトは、車体の幅が太い時などにやりやすいライディングフォームなんだとか。なるほど、そうやって使い分けていくのですね。

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 体験してみると、上半身の動きはそこまで変化はありませんが、下半身の使い方は、お尻の位置をずらすのですが、ステップを足踏みしているような感覚です。タンクを挟みつつ両足の高さを変えていきます。この時、ちゃんと体で感覚を掴まないと頭と体の使い方がごちゃごちゃになるので、注意しましょう! お尻を外側にずらして車体を倒すとき、タンクを太ももで押し出すようにしていくのがポイントです。

 スタンドリーンアウトは、基本的な体の使い方や重心のバランスは座っている時とほとんど変わりませんが、アクセル・クラッチ・フロントブレーキの操作が少し難しくなった気がします。立っている時は物理的に手元が遠くなりますし、より腕も伸ばしているので引っ張っている状態で手首の調節がやりにくかったかなと感じます。

 ただ、私は個人的には座っているよりも、スタンドリーンアウトの方が疲労感は少ないように感じました。座っている時は、お尻の位置を外側に大きくずらす動作は、何度も姿勢を変えて座り直す感覚で、これが一番全身に緊張感がはしります (笑) スタンドリーンアウトは、座り直す動作がないからなのかもしれません。

 続いて、小旋回です。実は、これが一番苦手…。オフロードに関係なく、色んなバイクを乗る時でも小旋回はどうしても恐怖心を抱いてしまいます。なぜなら、小さく曲がる時に、ちゃんと曲がれなくてハンドルに頼ってしまい、ハンドルを切りすぎてバランスを崩して車体を倒してしまいそうになるからです。

 もちろん、「車体を倒して曲がる」「目線は遠くに」など、頭では理解していても、いざやるとなったら何だか怖くて大きくまわってしまうんですよね(笑) だからこそ、このレッスンで失敗するなら失敗してみて、プロの方々から徹底的に学んでいきたいと思います。

 まずは、カーブ云々の前に、スピードのコントロールが大切なんだそうです。必ず曲がる間、アクセルは一定で、スピードのコントロールはクラッチで行います。文章で書くと、スピードに関してはとてもシンプルな技術ですよね。でも、実際に体験すると、とても難しいのです…! この動作を、レッスンではリーンアウトしながら小旋回していきます。

 リーンアウトも加えているので、お尻の位置をシート上で変える動作をしている時も、アクセルは一定かつクラッチでコントロールしていきます。この大きく動作をしているときに手元が狂ってアクセルを回しすぎてしまうことも。

 右手は一定でほとんど動かさない(アクセル)、左手はわずかに調節するために微妙に動かす(クラッチ)、両手以外の上半身は大きく車体から動かす、お尻の位置も大きく動かす、などなど… 全身それぞれやっていることが違うんです!(笑) なので、やり続けないと体に浸透していきません。

 レッスンでは、1、2回の体験だけでは済まさず、「これでもか!!」というほど練習できますし、何より一人一人をしっかりインストラクターさんが指導してくれます。私は自分の体なのに、手元に集中していたら、お尻の位置があまり変わっていなかったりするのに、インストラクターさんは見ただけで全てわかってしまうんです(笑) 当たり前ですが、誤魔化しききません(笑)

 ただ、回数を重ねていくと、最初にリーンアウトをして滑って転んでしまわないかという恐怖心が減ってきて、少しずつ車体を倒して小さく曲がれるようになってきました。そして、リーンアウトして、車体と体を引っ張りあっている方が曲がっているときに転ばないようバランスが意外にも取りやすいんだな、ということも感じられました。すごく不思議な感覚です。

 この小旋回も、車体が細身であれば座ったままのリーンアウト、太ければスタンドリーンアウトがやりやすかったりと、バイクの車種によって様々なんだそうです。

 いかがでしたか? 私のように、バイク初心者の方や、まだバイクに乗り慣れていない方は、小旋回は難しいと思う技術の一つだと思います。私はこのレッスンを体験して、「傾けたら倒れてしまう」という先入観を打ち破かれました (笑)

 逆に、リーンアウトしている方がバイクとのバランスを保ちやすかったりと、一つ一つできるようになってくると、新しい考え方が生まれてくるのが楽しいですよね。

 それでは、来週は総復習で、本格的なオフロードコースをこれまで習った技術を使って走っていきます。お楽しみに!

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みんなのコメント

2件
  • これやった事ある人が読めばギリギリ分かるけど、やった事ない人が読んでもさっぱりわからないだろうな。
    こういう練習やった事あってもこの記事で何がいいたいのかわからないもん。
    トライアルみたいにバイクを手足の様に操る技術なのか、モトクロス的な小旋回なのか?

    このレッスンでこの人は何を目的としてこれをやって、何を得て、どこでどう役に立っているのかを具体的に書かないと…
    アクセル一定でクラッチでの速度調節をするなんて教習所でやる事だし、スタンディングだとそれが難しいとか言われても…教習所からやり直せば?としか思わない。
    タイヤのトラクションとか車体からのインフォメーションには一切触れない身体の感覚だけでは上手くならないと思うなぁ。
    フロントとリヤの荷重やトラクションがわからないまま倒し込むとコケるよ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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