2024年もプジョー・スポールからWEC世界耐久選手権に参戦するポール・ディ・レスタが、これまで2シーズンを戦った“リヤウイングレス”のハイパーカー、プジョー9X8に予想されるアップグレードについて語った。
ディ・レスタは、2024年のWECに参戦しているル・マン・ハイパーカー(LMH)規定のマシンに施されるリヤウイングなどを含むアップグレードは、ドライバーに自信を与えるためのものである、とSportscar365に語っている。
プジョー9X8、やはり“ウイングレス”コンセプトを放棄か。スパイ動画に公式SNSが「ブラボー!」
2023年シーズン、プジョーは競争力不足から苦戦を強いられ、マニュファクチャラーズランキングは5位という結果に終わった。表彰台に立ったのはモンツァでの3位が唯一であり、これが2023年シーズンの最上位フィニッシュとなっている。
しかし、プジョーは過去2シーズンの過激な“ウイングレス・コンセプト”から脱却するべく、来る2024年シーズンに向け、9X8のメジャーアップデートに取り組んでおり、ポール・リカールでのテストではすでに改良型のマシンが目撃されている。プジョーはまだアップグレードしたマシンを正式には発表しておらず、このマシンは3月の開幕戦カタール1812kmではなく、ル・マンの前にデビューする可能性がある。
プジョーが次のキャンペーンに向けて施した変更についてディ・レスタは、ドライバーにとってより自信を持てるマシンになったというのが最初のフィードバックだったことを明かした。
Sportscar365が新車の開発について質問した際に、ディ・レスタは「(以前の)マシンの仕組みは、他のクルマとはまったく異なっていた」と説明した。
「ルールはずっと前に決まっていて、昨年使ったマシンの方向性はそれに従っていたんだ」
「彼らは開発を通じて、競争相手に対する弱点を見抜いていた。前に進むべき戦いのなかで、競争相手を過小評価することはできない。トヨタが昨年のセブリングで発表した新しいベンチマーク(トヨタGR010ハイブリッドの改良型)は、クルマの違いを示すものだった」
「我々にとって、もっとも重要なのは、そのステップに進む準備ができたら、可能な限りのことをやろうとすることだ。でも、競争相手とのラップタイムを見るまでは、良い仕事ができたかどうかわからないけどね」
「人々はひとつの部分(リヤウイング)を見て、それぞれの意見を持つだろう。でも、僕らにとってはクルマのフィーリングを良くすることが重要なんだ。ドライバーに自信を与えることができるというのは、耐久レースにおいて非常に大きなことだよ」
■新しいチームがマシンを設計
Sportscar365はアップグレードされた9X8の感触について、さらに詳細を彼に尋ねた。
「そうだね。とても異なる感触のマシンになっているよ。ドライバーの視点から見ると、我々が望む方向により多くのフィードバックが得られるようになった」
「このマシンを設計したのは新しいチームで、今は前進するために必要なデータを集めているんだ。彼らはそれをすべて活用しており、それが主な改善点にもなっている」
「このマシンが他のマシンとどう戦うか楽しみだし、できれば上位でレースをしたいね」
■ドライバーの配置換えは“ちょっと辛い”
ディ・レスタはまた、プジョー・トタルエナジーズが2024年に向け、2台のクルマを操るドライバーラインアップを変更したことについても反応を示した。
2023年シーズンをディ・レスタとともに戦った93号車のクルー、ミケル・イェンセンとジャン-エリック・ベルニュについては、もうひとりのメンバーとしてニコ・ミューラーを迎えることとなった。
「主なことは、僕たち全員がとても良い関係を築けているということだ。僕たちはそれを耐久テストで実感したし、一緒に仕事をしているなかでもそうだ」とディ・レスタ。
「自分とミケル、そして“JEV”(ベルニュの愛称)のコンビネーションはうまくいっていると思っていたし、それが変わってしまうのは少し辛いね。でも、改善していくことには前向きだよ」
「(姉妹車の94号車でロイック・)デュバルと(ストフェル・)バンドーンとの仕事を楽しみにしている。彼らは充分に長い期間、プログラムに参加しているしね」
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